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本当のプレイヤーは誰だったのか? ~ANONYMOUS;CODE(アノニマス・コード)考察(?)~
※本編を履修済みであることが前提の記事ですので、未プレイの方が読むことは御遠慮ください
これから話すことは「考察」というよりは一種の「思考遊戯」ですのでそのつもりで御覧ください。
……というわけで、まずは前提の確認から始めてみたいと思います。
本作の主人公、高岡 歩論(たかおか ぽろん)は「セーブ&ロード」という不思議なアプリを駆使して事件解決に挑むことになります。
さて、我々プレイヤ
当事者と部外者 ~CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)考察~
※本編を履修済みであることが前提の記事ですので、未プレイの方が読むことは御遠慮ください
……何気ない記述にこういう小ネタが仕込まれていたりするから油断できない。
と、それはさておき今回はカオスチャイルドという作品の中で起こった出来事を「当事者」「部外者」という観点を取っ掛かりにして、ちょっと掘り下げてみたいと思います。
【被害者たちについて】
最初のプレイ時において私は「事件の猟
川原雅司という存在 ~CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)感想~
※本編を履修済みであることが前提の記事ですので、未プレイの方が読むことは御遠慮ください
さて、今回は川原くんを中心に――というか彼を取っ掛かりにCHAOS;CHILDという作品について少し掘り下げてみたいと思います。
【ある被災者の言葉】
以下、第1章におけるカフェLAXでの拓留と世莉架の会話から一部抜粋、
「何が今一番辛いですか?って訊かれたとき、大半の被災者が地方の家族に自分の無事
姉として、友人として、そして…… ~CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)感想~
※本編を履修済みであることが前提の記事ですので、未プレイの方が読むことは御遠慮ください
今回はカオスチャイルドの後日談小説であるChaos;Child -Children’s Revive-について……というかそこで描かれている南沢泉理について少し書いてみたいと思います。
【本作の構成について】
早速ですが、まずは目次の引用画像を見てください――
本作ではゲーム本編の主人公である宮代
血縁原理主義という信仰の終わり ~CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)感想~
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【信仰とその終わり】
「んん~、やはり妹や姉キャラは血縁に限りますなあ! しょせん義妹や義姉のごとき存在は背徳感というスパイスが足りない紛い物でござるよ」
(by 2023年8月までの私)
……そんなふうに思っていた時期が(かなり長いこと)私にはありました
「血の繋がりがなんだ! そんなもの無くったっ
炊飯器でチョコレートケーキ ~CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)考察(?)~
※本編を履修済みであることが前提の記事ですので、未プレイの方が読むことは御遠慮ください
小説にせよ漫画にせよゲームにせよアニメにせよドラマにせよ「二周目以降で気付くこと」というものが多々ある。
各所に隠された細かな伏線などはその最たる例だが、それ以外にも「これはもしかしてこういうことだったのかな」とふと感じる一瞬がある。
そんな一瞬が来栖乃々ルートを何回か読み直していた際に生じたので、その
有村雛絵はなぜ文芸部なのか ~CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)考察~
※本編を履修済みであることが前提の記事ですので、未プレイの方が読むことは御遠慮ください
【前段】
本作のヒロインのひとりである有村雛絵には文芸部という設定がある。
この設定は特にこれといって本編で意味を持ってくる設定ではないが、だからこそ逆に気になってくるものがある。ここではその件について少し考えてみたい。
【有村雛絵 と 香月華】
雛絵と華は仲が良い。
相手の言葉の真偽が否応なく
香月華はなぜゲーマー設定なのか ~CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)考察~
※本編を履修済みであることが前提の記事ですので、未プレイの方が読むことは御遠慮ください
【前段】
結論から言えば「疾風迅雷のナイトハルト」こと西條拓巳を本作に登場させたいがために、そのための接点となる役を担うキャラを創り出したのではないかと思う。
もちろんこれは製作者がそのように発言しているわけではなく「私が勝手になんとなくそう思った」だけの話であり、したがってこれから記述していくこともま
真正のギガロマニアックスは個別ルートの夢を見るか ~CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)考察~
※本編を履修済みであることが前提の記事ですので、未プレイの方が読むことは御遠慮ください
【前段】
ここでは「CHAOS;CHILD」のファンディスクにして続編でもある「CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!」(以降『LCC』と呼称する)で明らかになった情報を元に本編を再解釈していきたい。
【前提】
本編とは打って変わって「まるでギャルゲ」な内容のLCCだが、TRUEでは「
尾上世莉架と来栖乃々 対照的な配役の二人 ~CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)考察~
※本編を履修済みであることが前提の記事ですので、未プレイの方が読むことは御遠慮ください
【前段】
本作の尾上世莉架と来栖乃々は様々な意味で対照的な存在であるように思う。
あるいはどこか似たところがあり、そして似たところがある分だけ決定的に何かが違う。
二人とも主人公である宮代拓留のことを大切に想っており、と同時に彼に対して「重大な秘密」を抱えている。そして両者とも「ある種の二面性」を有し