#17 オンラインでRSAを取得した話
先日、運転免許証に引き続いて、RSA(Responsible Service of Alcohol)という、オーストラリアの飲食業で働く人にとってはかなりメジャーな資格を取得しました。オンラインだと安く取得できるということで、そろそろ何でもいいから仕事をしないとやばいと思い始めた筆者は、そそくさとRSAを取得することにしたのです。
Responsible Service of Alcoholとは?
この資格は、名前の通り、責任をもって酒類提供をすることが出来るヤツなんだぜ!という資格だと思います。こんな言い方だと、何を言っているのかさっぱりわからないかと思いますが、要は「酒類を提供する様々な場面において、酒類を提供する者として、州法に則り、その場の秩序や安全を保つよう適切に場内をマネジメントすることが出来る能力を有する者です」ということの証明です。この資格が無いと、酒類の提供が出来ない決まりになっているので、ホスピタリティ関係の職では応募要件の中にRSAの取得が入っていることが多いです。この資格は、オンラインで取得できるくらいにオーストラリアではメジャーなもののようで、1番安いとこだと20AUDくらいで取得可能となっています。筆者は、1番安いであろうと思われるClear to Workという会社のオンライン講習を申し込んで取得しましたので、その時の苦労話を、ここに残しておきます。
RSAオンラインコースの流れ
筆者が選んだClear to Workという会社のオンラインコースは、基本的にオンライン教材を読み進めながら、各章の終わりにある多肢選択式の復習問題を解いて進めていくというものでした。復習問題は、全問正解しないと先へ進めないのでめんどくさいですが、何回間違えても大丈夫なので、取りあえずどんどん進めていきました。オンライン教材は、全部で9章構成になっていて、それだけでちょっと気が萎えますが、なんとかその9章分を読み終えると、いよいよ最終検定試験に進めるようになります。最終検定は、全体で25~30問くらいでしたが、そのうち5問はロールプレイング形式で、出題動画に引き続く形で回答動画をインカメで撮影し、動画をアップロードしなければなりませんでした。出題動画は、オンライン教材の中で既に出てきたもののトリミングだったので、どのように回答すべきなのか迷うようなことはほとんどありませんでした(このあたりの話は、他のワーホリの方や移住者の方がたくさん情報を上げてくださっていると思いますので、詳細はGoogle先生にお問い合わせください)。その他の問題は、多肢選択式が3~4問、その他の問いは全て記述式回答を求められました。いくつかの記述式回答は、語数制限が設けられていたりしましたが、いずれの回答もだいたい50語以内で回答しきれるくらいの簡単な内容でした。最終検定は、オンライン教材の復習問題と異なり、3回目までしか同じ問題に挑戦することが出来ず、4回目が必要な場合は追加で12AUDくらい払って、新たな最終試験の問題に挑戦をする必要があるとのことだったので、意地でも3回以内にゴールしようと思い、丁寧に解いていったところ。2回目の修正で全問正解を頂けました!
最終試験合格後
最終試験の採点が終わると、オンラインで即日修了証明書のダウンロードができるようになります。この修了証明書が、いわゆるRSAという資格の証明になりますが、これもまたオプションで12~13AUDくらい追加で払うと、免許証みたいなプラスチックカード版の修了証明書も郵送で送ってくれます。郵送なので、例のごとく「2週間くらいはかかります」的な決まり文句とともに、発送の連絡が来ましたが、未だに手元に届いてませんw
令和6年11月3日