#6 生ききるために〜リハビリ〜
今日も、理学療法士(PT)と言語聴覚士(ST)のリハビリを受けた。
PTは動かしてもらうと必ず痛みを伴うし、STでは毎回舌の萎縮を目の当たりにする。
痛いし、つらいし。
鏡に映る自分の顔を直視しながらの、舌や表情筋のリハビリは毎回自分の進行を直視する時間。
楽じゃない時間。
だから、いつも心の中でつぶやいている。
「これは生ききるための時間」と。
後ろ向きな気持ちでリハビリに取り組んでも、いい結果は出ないからだ。
進行性だからこそ、リハビリが大切。
ALS患者へのリハビリは最小限でいいと思っているドクターがいまだにおられるらしいけど、関節を柔らかくしておくことは、進行が進み、体が動かなくなって介助量が増えれば増えるほど、本人や介助者が楽になるために不可欠だと思っている。
肺を柔らかくしておくのもそう。
人工呼吸器をつけようがつけまいが、呼吸がしやすい時期を長らえるために不可欠だと断言できる。
だから、今日もキツいリハビリをやり続ける。
生ききるために。
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