#1 なってみなけりゃわからない
10年間、介護業界で働いていた。
介護士→介護福祉士→ケアマネージャー
他にも何個か資格を取った。
ケアマネになってからは、ご利用者様やご家族様とのコミュニケーションを取ることを一番に考えた。
関わる事業所ともそう。
やっぱり話をすることが大切だから、現場に行き、ご利用者様が使われるところを見て、担当者と話すことを一番に考えていた。
24時間、携帯電話は離さず、
ご利用者様のSOSに対応した。
ご利用者様の気持ち、ご家族の気持ちに共感して寄り添っていた…と思いこんでいた。
でも違っていた。
それは、
「ご利用者様本位」ではなく
「ケアマネ本位」
「事業所本位」
「法律縛り」
の方が強かったんだと。
当事者になって初めてわかった…
障がいが進み、身体の自由が効かなくなっていけばいくほど、当事者が自分のしたいことだけではなく、自分らしく生きる権利さえなくなっていく。
誰もがいつ障がいを持つのかわからない。
ほんと、こればかりは
なってみなけりゃわからない
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