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【珈琲ブレイク①】在宅介護サービスを受けるために〜ケアマネさんの話〜

私は、病気発症前にケアマネージャーをしていた。
私がケアマネになったのは2002年。
介護保険施行から2年後だ。

介護保険が出来て今年で24年が経ったが、私の担当ケアマネさんを見ていると、ケアマネは相変わらずの激務だ。
ケアマネが介護保険制度の中でも要になっているにも関わらず、24年前とあまり給与が変わっていないし、下がっている事業所もある。
激務でこんな給与なら辞めたくなるのもわかる。

忙しい割に給与が少ないケアマネさんなのだが、はっきり言って、障害福祉サービスに疎い方が結構おられる。
それは何故か?

各県で行われているケアマネの研修で、ほとんど障害福祉制度に時間が割かれていないからだ。
なので、障害福祉サービスについてのルールを知らないケアマネが存在すると、私は思っている。

それはしょうがないこと。
ケアマネは、障害福祉制度を知らないところからスタートしているということを知ってほしい。

だから、重度訪問介護について、その運用方法を知らないケアマネさんがおられるのは、そのケアマネさんの資質ではない。

障害福祉サービスに長けているケアマネさんは、障害者の担当になり、現場での経験で覚えていく。
高齢者のケアマネジメントだけやってきた人はわからなくて当然なのだ。

もちろん、障害福祉制度には「相談支援専門員」というケアマネジメントをする人がいるが、私のように、40歳以上で介護保険の特定疾患に該当すると、

介護保険先行ルール

というものがあり、介護保険の満額分のサービスを使い切り、それでもなお介助が必要な場合に、障害福祉制度の認定調査(区分1〜6)と相談支援専門員の計画書に基づいて、各市町村の判断で、障害福祉サービスの支給量が決まる。
市町村から認められて、介護保険制度と障害福祉制度両方を使うことを「併給」というが、この併給制度を知らないケアマネさんがいるのも、積極的に障害福祉制度を研修に取り入れないからだと思う。

もちろん、介護保険制度は介護支援専門員(ケアマネ)、障害福祉制度は相談支援専門員が計画を立てるわけだが、併給を知らないケアマネさんに当たった場合、障害福祉制度への橋渡しをする人がいない場合がある。病院のソーシャルワーカーさんもしかりである。

私のような進行性の病気の人には時間がないから、介護保険制度と障害福祉制度のスムーズな利用が早急にできる体制が取れなければ命に関わる。

じゃあ、自分が重度障害者になった時、どこに相談したらいいか…だが、その方のケースにもよるが

当たり前の相談窓口は

①病院の地域連携室、ソーシャルワーカー
②お住まいのエリアの地域包括支援センター
③障害者の一般相談の事業所

重度訪問介護の利用に際しては、お住まいの市区町村によって、支給量の決定にムラがあるのが現状としてあるので、なかなかうまくいかない時には

全国障害者介護制度情報

全国障害者介護制度情報では、相談をメールで受け付けているので、HPを見てみてほしい。

※私の経験などを基に書かせていただいたので、間違いがあるかもしれません。
ご了承ください。

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