choice!インタビュー vol.6 自分の「好き」の見つけ方〜ご当地レトルトカレーマニアとオオカミ愛好家〜前編

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choice!では、働き方やライフスタイルを自分の意思で選択している、ちょっと先ゆくchoice!する人（通称choicer!）に焦点をあて、その人がどのようにはじめの一歩踏み出したのか、そこにはどんな想いがあったのかをインタビュー形式でお届けしていきます。

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今回のゲストは、本業としてご当地レトルトカレー専門店を経営し、パラレルキャリアとして、子供の頃から大好きだったオオカミをモチーフにグッズ製作・販売を手がける猪俣早苗さんです。

どちらもとても珍しいキャリア。今回は彼女の「好き」な気持ちにとことんフォーカスしてインタビューしたいと思います！

▶本業のご当地レトルトカレー専門店「カレーランド」について聞かせてください。

浅草かっぱ橋道具街に店舗を構えて販売しているほか、ネットショップでも販売しています。
ご当地レトルトカレー専門店は珍しいので、遠くからわざわざ来てくださる方も多いですが、遠方にお住まいの方からはネットでご注文をいただくことも多いです。

全国からご当地カレーを取り寄せていて、お店で扱うカレーはその中から厳選した270～300種類です。
また、ご当地カレーだけなく、オリジナルカレー「カレーですよ」も作りました！
（お店の詳しい取材記事はこちらから。）

▶ご当地カレーマニアの早苗さんは今までにどれくらい召し上がったのですか？

約1500種類です。毎日いただいているので毎日更新していますが(笑)今までカレーマニアの人に会ってきましたが、お話を伺う限り、おそらく日本一の試食数と言えると思います。

▶カレーランドを始めたきっかけを教えてください。

もともとは別の事業を行っていて、業績も順調だったのですが、個人的にこれ以上続けていくのは難しいなと感じることがあって…。その事業をやめることにしました。そして、もともと好きだったご当地カレーの専門店をやろうということになって。

▶業績が順調だったのに、辞める決断をされて、まわりからは反対されませんでしたか。

反対、というか信じられないって感じで言われることはよくありました。実際今よりも当時の方が経営って意味ではうまくいっていたところもありますし。でも、事業をお金儲けのためにやっているわけではないので。好きなことをやりたくてカレーランドを始めたので。

▶ご当地カレーをよく知らない、食べたことがないという人もいると思うので、ご当地カレーの魅力を教えてください。

純粋にカレーが好きな人は、本当に美味しいものが多いので、それ自体が大きな魅力。種類も多いので、自分のお気に入りを探すプロセスも楽しめると思います。

また、「カレー」だけでなく「ご当地」に魅力を感じます。その土地の名産品を原材料に使ったり、その土地の土地柄が伝わるコンセプトの商品だったり。どこの方も本当に一生懸命作られているので、その思いに触れられるのもご当地カレーの醍醐味だと思います。

※日本テレビ「ワケあり！レッドゾーン」にも出演されました！

▶ご当地カレーっていう目の付け所がすごい。

いや、実はそうでもないんですよ。ご当地レトルトカレーは全部で常に2000種と言われているんです。

ただ、それを商売にするとなると、少しハードルが高くなるのかもしれません。実際、「ご当地カレーを扱うってコンセプト自体は自分もだいぶ前から考えていたんだけどね」って言われることよくありますもん。

▶「先に思いついたのは自分だから」ってアピール？

そうそう、アピールしに来ます、しかもわざわざお店まで(笑)

でも、実際にその人は商売にはしていないんですよね。やりたきゃやればいいのに。まあ。儲からないからでしょうかね。

▶「お金儲けのためにやってるんじゃない、好きなことをやりたくてやってるんです」って多くの人が憧れるのものの、なかなかできることじゃない。どうやってそれを実現できるのか、ちょっと詳しく教えてください。

何もお店を出すまでやる必要があるかって言ったらそこまでしなくてもいいと思っています。

誰でも今すぐできるのは、好きなことを見つけて、堂々と好きだと言う。肩書きも自分で付けちゃう！私の「ご当地レトルトカレーマニア」とか「オオカミ愛好家」とかは、特にこれをしないと名乗っちゃいけないとかはないので。

レトルトカレーが好きな人たちが集まるレトルトカレーサミットは大盛況で終えることが出来ました！

▶そこまで言いきる自信がない人はどうすればいいですか？

いくら「マニア」とか「愛好家」と言ったって、実際は上には上がいると思うんですよ。だから、この程度まで深めたらとか実績を作ったら…って思っていると永遠に名乗れない。私がマニアと名乗り始めたのだって、自称カレーマニアさんと話す限り、その方より食べているのは確かなようだから、じゃあ私もマニアって名乗っていいいかな、な感じです。そして、マニアだと名乗ると類は友を呼ぶというか、自称マニアさんたちとコミュニケーション取れるようになるんです。そこでマニアの中での自分の立ち位置がわかる(笑)

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自分の好きなことを好きだと口に出すことで、人生が開けてきた早苗さん。
しかし、それまでの人生では、なかなか「好き」と言えなかったそうです。
後編では、自分の「好き」が言えるようになるまでの話と、早苗さん流「好き」の見つけ方について詳しく聞いていきます！

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★早苗さん Instagram
https://www.instagram.com/sanaexlupus/
★カレーランドHP
http://curryland.theshop.jp/
★オオカミグッズ ネットショップ
http://lups.thebase.in/