ジョーカー

絶賛の声相次ぐジョーカー 、見てきました。

結論を先に言うと、
この映画が絶賛されてる世の中が、こわすぎる。
です。

ストライキでゴミが街に溢れるゴッサムシティ。地下鉄は落書きだらけ、治安は最悪。
そんな中、年老いた母親と暮らすアーサー。自身も精神疾患を持ち、急に笑いが止まらなくなる。
ある日理不尽にピエロの仕事をクビになり、失意の底地下鉄に乗っていると、金持ちの若者にからまれる。かつての同僚が自分の身を守れ、とくれた銃で彼等を殺してしまう。
この一連の事件が、不満燻る市民を煽動し、ピエロの仮面をつけたデモがはじまる。

このデモで、
底辺生きてた俺でも社会動かせんじゃん?
俺って透明人間じゃなかったんだ!

ってなった主人公がジョーカーを名乗り、行動していくっていうあらすじなんです。

国、県、市町村として、福祉予算削り出したら終わりだなぁって感想です。
福祉予算削ると、いずれ治安や衛生といった、街としての最低限機能も失うことになるっていうことが描かれてます。
で、この、ジョーカー かわいそう、わかる、つらいよね、みたいな社会の風潮が怖い。元々ナチとか第二次世界大戦の日本とか、映画だとVフォーエンデッタとか、ああいう大衆ピアプレッシャーみたいなのがめちゃくちゃ怖くて嫌いなのもあるんですけど、この社会の風潮、怖くないですか?
世界もゴッサムシティに近づいてるのかなって。

というのは、まぁ置いておいて。

ダークナイトシリーズ見てる人は、違和感ありませんか?まず、ジョーカーの年齢。いやだって、これだとダークナイトシリーズのときにジョーカー 70歳くらいじゃない?っていう。

ジョーカー って生まれながらのトチ狂ったサイコパスじゃないの?不幸積み重ねて正当にひねくれた人じゃないよね?ある種カリスマ性があるから社会的ムーブメント起こせたんだよね?
このジョーカー にそれはないよね。

私の知ってるジョーカー が出てきたのは、吹っ切れて階段で踊ってる彼と、最後の最後の彼です。あれしか納得できなかった。
だって前半出てくるジョーカー が、病院ぶっ飛ばして笑ってるとは思えない。


そして、結論が引用で申し訳ないんですけど、友達が引っ張り出してきた誰かの解釈が一番納得いったのでここに記します。

あの話は、全てジョーカーが作り出した寓話で、どう?おもしろいっしょ?ってセラピストに話して聞かせた話。最後の最後の彼だけがダークナイトにつながる彼。

一番納得いきました。

遅くなりましたが、私の感想です。続編あるのかなぁ?

#note映画部 #ジョーカー #映画感想  

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