パラサイト考察2

先日映画仲間とパラサイトについて話しました。
相変わらずがっつりネタバレしてるので、まだ見ていない人は読まないでください…。

話題になったのは、「どこからどこまでが妄想?」

ストレートに、私は「お金持ちになってあの家を買うから、お父さんは出て来てね」って部分だけだと思ってたのです。
ある人が、「そもそも父親が地下室に隠れている、ってところからが妄想。息子も石でがっつり殴られてたから頭がおかしくなってしまった。父親が自分たちを置いてゴキブリのように逃げた(あんたはゴキブリのように逃げるね!とリビングで母親が言ったことの伏線回収)ことが受け入れられなくて、地下室に隠れて自分にメッセージを送ってくれた、という妄想を抱いた。電車でルーモス信号解読してるときの、隣に座ったおばさんが異常者を見るようにしていたのも気になるし、息子は頭がおかしくなった」
と言い出しました。新しい解釈だな……となったのですが。

「地下の男が階段の電気でルーモス信号送ってたことを知っているの、父親だけじゃないか?だから、そのことを妄想で息子が考えるっていうことは辻褄が合わない。つまり、ルーモス信号は息子が本当に見て、考えついたこと。なのでストレートに息子があの家を観察して知ったと考えられるので、父親は本当に地下室にいる」

という結論になりました。

みんなが見て気になったところを話したのですが、1回しか見ていないので答え合わせができていません。ですがこれから列挙します。


・パク社長は階段をのぼるシーンしかない。
・逆に、父親は階段をおりるシーンしかない。
・息子は、家庭教師になるときや、妄想で家を買う時は階段をのぼり、状況が暗転する時は階段をおりている。つまり、石で殴られたけど生きていたのは階段をかけのぼるシーンがあって、地上で殴られたから。
・洪水の日、父親が1人部屋に残るシーンは、この後父親が1人地下室に取り残されることの暗示である。
・家庭教師をする能力があるのに半地下生活なのは、設定の甘さなのか、韓国がそれほどに厳しい世界なのか?


といったところでしょうか。
答え合わせをしたいけれど、中々同じ映画を2回見に行く時間もない…答え合わせはサブスク待ちですね。


#パラサイト #note映画部 #映画感想

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