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きのこ散歩*2021/8/22八ヶ岳北麓・その1

先日、八ヶ岳北麓へきのこ観察に行ってきました。こんなご時世なので、人があまりいないエリアへ車でひとりで行きましたから、行動中はさすがに心細くなりました(笑)八ヶ岳エリアは熊の生息数は少ないとはいえ、すれ違う人もいないので無駄に熊鈴鳴らしまくったり。でも高原でしか見られないきのこに会えてとっても楽しかったです!


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相模原の我が家から片道3時間、八ヶ岳をぐるっと回りこんで北麓へ到着!まずは標高1500mほどの白樺やブナのある林を散策します。


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テングタケに似ていますが、赤みがかっているのが特徴のガンタケです。これはうちの近くでも出ますね。


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コゲエノヘラタケ。富士山なんかでもたくさん見かけるやつです。


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これはツリガネタケのようですね。ツリガネタケは主にブナ科の広葉樹に出るきのこなのですが、カンバ類にも出るようです。白樺の倒木に生えていました。白樺が高原!って感じでテンション上がりますね!


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とても小さな碁石のようなコチャダイゴケ。コップの大きさは5mm程度なので見つけるのが難しいと思います。きのこ目(きのこを見つける能力)を持っていると普通に歩いていても見つけちゃうんですねー。コチャダイゴケも割と標高が高めのところでしか見かけないような気がします。


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アカエノズキンタケ。このきのこは低地でも見かけるんですが、高地のものは形がきれいなものが多いため、ついつい撮ってしまいますね。


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お……?これはもしかして?

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ツバが脱落していますが、粉質で黄色いイボが特徴のコガネテングタケではないでしょうか!コガネテングタケはブナやミズナラやウラジロモミなどと共生するので、比較的標高が高い場所でしか見られないきのこです。意外と珍しいきのこなので、実は初見です。うれしい!


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フウセンタケ科のなにか。傘が繊維質の赤茶色で、ツバフウセンタケに似ているなあと思うのですが、フウセンタケ科は難しくてわかりません。同定に自信がないきのこは、不明種として無理に名前をあてはめないこと。きのこの同定では大事なことです。
だれかと同行していれば、こういうとき教えあいっこできるのですがね……。


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ハッ!
この、白樺から生えているふさふさの傘は!!

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ツノシメジです!!!
とっても会いたかったきのこです。うれしいーーー!そして思ったよりでかいのに衝撃を受けます(笑)傘の直径が12cmくらいある。(帰ってから図鑑で調べたら、通常は5cmくらいのようです)

ツノシメジは白樺の倒木から生えるきのこで、割と珍しいきのこなんです。秋のきのこのイメージがあり8月に会えるとは思っていなかったので、すてきなサプライズになりました。傘も柄もふっさふさでかわいいな。
よく似たきのこにスギタケのなかまがありますが、スギタケ系はヒダが黄色や褐色なので見分けられます。


まだ散策を始めたばかりですが、きのこがたくさんで楽しい!会いたいきのこにも会えた!来て良かった~!

【つづく】

その2はこちら↓


きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿