未来の学校を思い描くワーク。
研修のワークで。
先日、職場でイエナプランの大日向小教頭の「青山光一」先生の研修があった。
先生の話は1時間弱と短く、あとはグループワークだった。
「今の学校」でなくしてもいいもの、変えていけばいいもの、あったらいいものをザーッと出してみよう!みたいな感じでした。
「なくしてもいいんじゃない」というものには、
・通知表
・通知表の所見
・定期テスト
・家庭訪問
・個人懇談
・職員会議
・企画会議
・出席日数の縛り
などなど。
「あったらいいな」には、
・保護者対応(クレーム対応)部。
・小学校での副担
・小学校での教科担任制
・中学での部活外部委託制
「こうだったらいいのに」には、
・小学校の指導学年の固定。
・教室の固定
・45分で固定しない時間割
部分的にはすでに実践が始まっているニュースも聞くけど、私の職場ではまだまだ夢の話です。
アメリカの学校での話
私は、ずいぶん前ですが、2000年にアメリカ、ノースダコタ州の公立学校に1年間インターンシッププログラムで働いたことがあります。
昔過ぎて、今のアメリカの学校とはまた違うのかもしれないけど、その時、「これいいなぁ」と思ったことは、
■先生の教える学年が固定されている(6年の先生は基本、毎年6年で教室もそのままで、教材などがしっかり教室に揃っている。)
■課外活動(バスケやバレーなど)の指導は基本、外部人材。
■体育や音楽は小学校1年生から専科の先生。
■給食指導、掃除指導はない。(給食は子どもたちはランチルームへ。掃除は掃除の人を雇っている)
■授業の時間割がもう少しざっくりしている。(朝15分スペリング学習とか)
■ホームスクールもあり。(不登校とかはない。どこで学習してもよい)
■学年の最後のテストができればOK。
■同じ敷地内の高校生が小学校に指導の手伝いに来ていて、それが高校の単位にもなってる。
■生活指導的なものは特にない。(マリファナやたばこなども基本は家庭の責任)
■先生の会議が少ない。(ときどきはある)
こう見ると、結構いいなあと思うものが多い。
ただ、アメリカにいるときは「教師は給料が安いからやらない方がいい」といろいろな人に言われました。
そこは、日本とアメリカは一緒なのかと思いました。
結局、ワークはいろいろ「こうなったらいいなぁ」という話で盛り上がったけど、でも、実際2学期からも何も変わらない日々なんだろうなとなんともモヤモヤする感じで終わりました。
確かに、20年前とは学校現場は変わってきてはいるけど、「働き方改革」とかスローガンも出てきているけど、しかし、なんとも言えない閉塞感と膨大な仕事で押しつぶされそうな日々は続いている。
未来の学校。
それでも、こうやってイメージすることは大事なのかなとも思いました。