見出し画像

引き寄せの法則と仏教

引き寄せの法則、というものがここ数年流行っています。
私は最初、ザ・シークレットという本からこれを知りました。
あとは奥平亜美衣さんの本や、人気ブロガーのかたの記事などからその摩訶不思議な世界に触れ、これは本当のことかも知れないな!と意識して過ごすようになりました。

「まずはいい気分を持続ましょう」という内容だったと思います。

好きなら好きの気持ちに従う。自分がワクワクすることをしてみる。

これを徹底するとどうなるか…

私自身が未熟である、ということに気づかないまま、気分でやっていくうち、ひとひよがりの世界に突入していきました。

家族ともなんだかうまくいかないし、引き寄せってなんなんだろう。
モヤモヤしてきます。
当然いい気分の持続にはなりません。

家族も幸せにならないと、私は本当には幸せにならないんだという事実に直面するわけです。

ある意味、この気持ちに気がつけたことが引き寄せの法則を意識して良かったところかもしれません。

じゃあ自分も家族も幸せでいるにはどうしたらいいのか?

そこで原始仏教に出会います。

簡単なことで解決しました。
「自分の欲望をコントロールする理性を持つ」

足るを知る…かんたん。シンプル。無理しないで好きなことを続ければいいだけでした。

お金がほしいのか、それとも描く時間がほしいのか…
どちらかといえば描く時間がほしい。
愛がほしいのか、それとも描く時間がほしいのか…
これはね、どちらもほしい(笑)

Instagramの絵ではカッコ良く描いてますが、本音はやはり家族とも楽しくやりたいわけです。

家族のことでイライラしてると、絵を描くどころじゃなくなっちゃいますから…

原始仏教の瞑想をしていると、何者でもない自分になれます。
「お金持ちにならなくちゃ不幸」
「絵を描き続けなくちゃ不幸」
「時間がなくて不幸」
こういうのはみんな自分の妄想モードのせいだったと気がつく。

やれることをやる。
今スッキリすることを今やる。
あとさきのことは置いておく。

そうすると、お金に関しては借金もないし毎日節約しながらなら十分お腹いっぱいになるし、不足が無いと気づきます。

絵に関しては、1日一枚描けてるから幸せ。

時間に関しては、朝一時間早く起きれば全て解決。

瞑想素晴らしい!ぜんぶ解決。

他人との比較より、自分のやれることにフォーカスが変わったのがなにより大きな収穫でした。

手帳やブログ日記に願いを書くことによって、自分の思い通りに人生を謳歌しているように見えるブロガーさんもいます。また、ワクワクの気持ちに従って成功しているように見える引き寄せの達人もいます。

でもよくよくそのブログ内容などを見てみると、結局多くの請求書にハラハラしているという内容があったり、自分自身にのみ集中して希望している人生そのものが教祖的な、超人的な人生であったりしているひとだったり…それはそれでいいとは思いますが、つらい過去がおありだったのだと腑に落ちるところがあります。

比較は意味がない。

ヴィパッサナー瞑想を続けていると、そのことに気が付きます。

自分の心に気づいていくこと…これは面白いことです。ワクワクします。

知らない自分に出会うような気持ち。

自分が怒ったり落ち込んだりしていたら、どうした自分、何があった自分、オッケーだよ、パッとその気分をさよならしてまた今できることに集中しようぜ!と、日常に瞑想を落とし込んでいきます。
そして、夢も希望も自分のキャパシティのなかで叶えていけるんだという自信にもつながっていく。
いや、キャパシティすらひとつの幻想かも。
毎日できることがある、今できることがある…それ自体が最上の喜びなのかもと感じるようになってきています。

絵を描けることに感謝して、また日々精進したいです。


☆まるっ!☆

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?