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優劣ではなく、共存を。

技術の発展と共に新たな選択肢が生まれるのは自然なことで、とても豊かで幸せなこと。

なのに、XやThreadsなどのSNS上では新旧の選択肢で対立が生まれ、それぞれの優劣をつける議論が多々起こってます。

正直、誰が何を使おうが別によくないか?と思っているのですが、SNSとかでうっかり自分の使っているツールの批判とか見てしまうとやはり気分は良くない。

私の趣味の範囲で言えば、読書では電子書籍と紙の本、写真撮影ではミラーレスカメラと一眼レフカメラ、そしてフィルムとデジタル、rawと撮って出しなど。

そこで、私自身が使っているものについてですが、実際のところどうなのか。
それぞれの感想をあげてみたいと思います。

電子書籍 vs紙の本

  • 電子書籍は好きな作品を常に持ち歩ける。いつでもどこでも読める。
    デバイスによっては画面の明るさや文字サイズを自分好みに変更できる。

  • 紙の本は装丁の美しさ、質感を手に取って触れられる。
    所有する喜びを与えてくれる。
    ページをめくる感覚などから読み進めている実感が湧きやすい。

私の場合、旅行や会社など出先で読む時はKindle。
自宅でゆっくりと読書を楽しんだり、部屋に置いておきたい綺麗な装丁の本は紙の本。
さらに、いつでもどこでも何度でも読み返したくなるほど好きな作品は、電子書籍と紙の両方を購入しています。

結果、どっちも最高です!

ミラーレスカメラ vs 一眼レフカメラ

  • ミラーレスカメラは小さい軽いのが良い。レンズも小型なので機動性に優れ、私のような小柄体型でも持って出かけやすい。

  • 一眼レフカメラは光学ファインダーが最高。タイムラグないし見やすい。老眼になるとファインダー必須です。

最近はすっかりミラーレスばかり使ってます。
なぜなら、軽いは正義だから。
でも老眼がはじまり、光学ファインダーは最強だとも改めて感じてます。
一眼レフがあればミラーレスには移行してなかたかも。

結果、こちらも甲乙つけ難い!

フィルム vs デジタル

  • フィルムはメーカーそれぞれの色味や質感があり、現像するまでのワクワク感、偶然性のある表現が魅力。

  • デジタルはリアルタイムで写真を確認できる。SNSやメールにもすぐにあげられる。カビなど、劣化の心配がフィルムほどはない。

私が写真をはじめたのはフィルムカメラ全盛だったころ。
初めてライトボックス上でポジフィルムを見た時の衝撃は、今でも忘れません。

ポジの奥深く鮮やかな美しさ。
ネガの階調豊かな優しい美しさ。
デジタル移行した今でもずっと、フィルムの美しさを思い出しながら写真を撮る、現像する事を楽しみつづけてます。

デジタルカメラの進化も素晴らしくて、私にはなくてなならないツール。
こうして写真をネットに簡単に共有できるなんて、便利だし、子供の成長だって、ガンガン撮りまくれる。

フィルムもデジタルも素晴らしい!
やはり、どっちが、、、なんておこがましすぎる!

raw vs jpeg

  • rawは編集の自由度が高く、理想的な写真に仕上げられる。白飛び、黒潰れなどのリスクも減らせる。

  • jpegはすぐに写真を確認できる。SNSにシェアしたり、幅広いデバイスで写真を手軽に共有できる。

こちらも。rawであっても撮影時の設定は大事だし、jpegにこだわって厳しい環境下でのデータ保持が疎かになるのは本末転倒だし。。。
好み、仕事かどうか、その時々の環境で選び方は異なるし、人によるとしか言いようがない気がします。

結局のところどうなのか。

私にとっては、「どちらが」ではなく「どちらも」。
時代に淘汰される事もあるけれど、共存スタイルで良いのでは、って思ってます。

上記に挙げたツールは、互いに排他的な存在ではなく、表現の幅を広げるための選択肢。
重要なのは、自分が何を表現したいのか、その目的に合致するツールを選ぶこと。
批判しあうより、自分の選んだツールの良さを最大限に活かして技術を磨く時間を大切にした方が良いのではないかと。。。

上手い人って、ツールに縛られることなく、自身の表現力を最大限に発揮してるように思えるし。

こだわりを持つのは悪いことではないです。
でも絶対的なものなどないし、こだわりが視野をせばめたり、素晴らしいものに触れる機会を妨げてしまってはもったいないと思うのです。

日々、精進です!

デジタルに移行しても、Nikon F3は手離せないのです。

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