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”根拠のない自信”は必要【恩師の言葉】


chomo(チョモ)と申します🌸

今回は、子育てのため教師を辞めた私の恩師の言葉から、学んだことをお話ししていきます。


笑顔が素敵でとってもチャーミングなM先生

その先生は以下、M先生とします。

M先生は私の通う学校を卒業したのち、純ジャパだけど海外の大学へ進学して、卒業後帰国した、特殊な経歴を持つ先生でした。
いつも自然な笑顔で、美人で、かつ親しみやすいその雰囲気から、多くの生徒に親しまれていました。

やはり大学生生活を海外で過ごしたからか、のびのびしていてマイペースな先生でした。
前述の通り先生は純ジャパなのですが、なんとなく「あれ?ハーフかな?」と思うくらい海外の人っぽいお顔立ちなんですよね。

母が、「知り合いで海外に住んでる人は、久々に会うと顔が違う(外国人風になってる)」と言っていたので、これって本当なのかもしれません。

先生は英文法の担当でしたが、授業の時に教科書の慣用表現を用いたアニメや映画のワンシーンを紹介してくれたりして、単なる座学ではなく、楽しい授業をしてくれました。
なかなかうちの学校にそのような授業をする先生はいなかったので、M先生の授業は他のクラスの子からも「受けてみたい」と言われたりしていました。

後で詳しく書きますが、完全に先生は「褒めて伸ばすタイプ」でした笑


”根拠のない自信”は必要

先生は学校を去る直前に、私のクラスの生徒全員にメッセージカードを書いてくれました。
そして、肝心の私に届いた言葉というのが・・・

You're smart.
You're kind.
You're strong.

Don't worry.
You will be alright:)


でした。

「あなたは賢い。
あなたは優しい。
あなたは強い。
心配いらないよ。
すぐに良くなるよ」
翻訳するまでもないですが、このような意味ですよね。

なんせ私にはいろいろあって学校に行けなかった時期があり、先生方にたくさん支えていただきました。
その上でM先生からこのような内容のお手紙をいただき、思わず号泣してしまいました。

あえて長文ではなく、短い文章だけれど、先生の気持ちがとても伝わってきました。

実際私は客観的に見て賢いのか優しいのか分かりませんし、強いのかに関しては弱いとまで思います。
これから良くなるのかなんて人間には分かりません。
しかし先生はこのようなお手紙をくれました。

”根拠のない自信”です。

私は中学受験をしたので、その対策のために小学生の頃は長い時間塾に通っていました。
受験が近づくにつれ、私たちは塾講師の先生から「根拠のない自信を持つな!」と徹底的に押さえ込まれました。

その言葉を胸にどんどん頑張れる子なら良いのですが、私の場合、そうしたところで不安ばかりが増長して、いろんな心配が脳内を堂々巡りし、勉強に集中できなくなっていきました。(もちろん自分のせいでもある)

学校に行けなかった時、母親も散々「これからどうするの」「どうしてできないの」など言ってきました。
「どうする」「どうして」理屈の話です。(   〃   )

M先生と出会うまで私は結局その思考で生きてきたので、生徒が授業中に間違った答えを言っても、M先生が「Very good!」と言うのがちょっと不思議でした。
きっとそれは「よく答えてくれた/チャレンジしてくれた!」という意味なんだと思います。
これって別に正解・不正解は関係なく褒めていますよね。
そこには根拠も理屈もないんです。

こんな感じでめちゃくちゃ褒める、「とりあえず褒める」方針のM先生からの典型的な”根拠のない自信”を記したお手紙を読んで、私はとてもホッとしたんです。
「”根拠のない自信”は必要なんだ」と本当に思いました。

確かにイライラしている時や落ち込んでいる時に「(根拠はないけど)大丈夫大丈夫!」と言われても「根拠もないのに何を!」と思うかもしれませんが、自分に少しでも「まあ大丈夫だろう」、つまり”根拠のない自信”を持たせてあげることで、自己肯定感を保つことができることもあるということを学びました。
皆さんもぜひ試してみてください✨

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます☺🌸

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