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プライドは、時に苦しめ、時に助ける

プライドはトモダチ。こわくない。

私は結構プライドが高い人と言われます。自分ではそんなことないと思っていたのですが、ここまで色々な人に言われると認めざるを得ない状況です。

皆さんはいかがでしょうか。ご自身を顧みて、プライドは高い方だと思いますか。それとも、低い方だと思いますか。

この質問を見て「私なんてもう全然」と思われた方。実は大半の方がそうらしくそれが普通です。相対的に見ると平均レベルなのです。

そして「普通ぐらいじゃないかな」と思われた方。私と同じくプライド高い方に分類されるそうなので、気をつけてくださいね笑

プライドに苦しめられたインプット期

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プライドが悪く作用するのはインプットの時です。虚心坦懐に物事を受け止めることが出来ないので、吸収が遅くなってしまうのです。

仕事がデキる人の条件として一番重要なことに、成長が早いことが挙げられます。 最初は皆出来ない。立ち上がりの速さは結果に直結します。

そして、プライドはこの成長速度に悪い影響を与えてしまいます。人からのアドバイスを、心から納得して受け入れることができないんですね。

他の人は自分では分からないところを指摘してくれます。会議で話を聞いていると論理の崩れが分かるのに、自分が話すと分からないのと一緒。

また、助言というものは、助言であると同時に、このように振る舞って欲しいというリクエストでもあるのです。上の方から言われたときはご留意を。

プライドに助けられたアウトプット期

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一方で、プライドはアウトプットにおいては無類の戦友となります。プライドなくして、高品質のアウトプットはないのです。

プライドはアウトプットの最低レベルを決める重要な要素です。このレベルで世に出して良いか。その判断にプライドが大きく関わります。

プライドが高い人は、この最低レベルのハードルが高いので、出てくるアウトプットは高品質なものになるものです。逆の人は、やはりその逆。

人は意外に細かい違いを無意識に受け取ります。ちゃんと考えて時間を掛けたものからは「しっかりしている」との印象を受け取ってくれるのです。

その陰では「しっかりする」ための、作り手の悶絶するような試行錯誤はあるのですが。それを助けてくれるのがプライドですね。

人は自分で見つけたものしか受け入れない

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ここで気を付けたい点として、プライドは高い低いはあるものの、全ての人が等しく持っているものであるという点があります。

全ての人は自尊心を持っており、それを傷つけるものに対しては、敵対的な感情を抱くものなのです。これは、人が人であるための、真理です。

という前提に立って、基本的には人は助言など聞きたくもないものだと認識することは、とても大切なことだと思っています。

人は自分で見つけたものしか受け入れられないのです。どんなに素晴らしい助言だとしても、自分で消化しない限り受け入れられないものなのです。

なので何か助言的なものをするのならば、その人に気づいてもらえるように言わないといけないのです。思い当たる節はありませんか。

プライドと上手に付き合う術

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と、影響の大きいプライドですので、上手に付き合うことが大切です。まずは、自分のプライドが高いのか低いのかを把握することがお勧めです。

自分では判断できません。人に聞いてみましょう。何人かの人に聞いてみて、一定の傾向があるようでしたら、それが他の人から見た自分です。

自分がどう思っているかどうかはあまり関係ないのです。相対的に見て自分はどうなのかを知ることが重要です。とは私の経験談。

そして自分がプライドの傾向が分かったら、インプット志向・アウトプット志向、どちらが強いのかが分かります。何事も両面ですね。

プライドは毒にも薬にもなるのです。

さてさて、今回のお話如何でしたでしょうか。いまいちピンとこない方。やっぱり、私と同じでプライドが高いのかもしれませんね笑

ではでは。


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『ハゲタカ』の作者、真山仁さんの短編集です。プライドを題材に、ビジネスシーンでの、人間らしい複雑な感情の入り乱れたお話になっています。特に病院のお話が印象に残っています。天才に嫉妬するプライド。分かるなぁ。とても共感できてしまいます。

<このnoteを書いたしょこらはこんな人です>

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