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1を聞いて10を知る人は「ひっかける力」が強い

意識しないと出来ないことなのですよね。

会社で、そのコメントよく出てくるな、と思う方がいます。言われてみるとそうだけど、よくそのタイミングで思いつくなと。

これは、1を聞いて10を知る人の特徴ではないかなと思っています。タイムリーに、ものすごく適確なことを言ってくれるのです。

発想が飛び抜けている必要なんてないのです。それは本当に一部の「持っている」人だけ。でも「すごい人」は沢山いるものだなぁと思っています。

関連することとひっかける力

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そんな「すごい人」がどのように喋ってるのかをよくよく見てみると、二つのパターンがあります。一つ目は、関連することとひっかける力です。

Aが変わると、前提のBが変わるので、それは同じBを前提にするCも変わる、といった考え方ですね。一つ見ると他のものも分かってしまう。

これは、関連性が整理されている状態なのだと思います。何が前提になって、どのように機能しているのか。それが綺麗に分かっている。

これがものすごく行き着くと、特定の事象から、一般的な事象へと立ち戻って、他の事をも分かるようになるのだと思います。

株などもそうで、お家にいる時間が長くなると、家での消費が増える。結果、ゲーム関連の株が伸びる、という因果関係の類推ですね。

似たこととひっかける力

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もう一つは、関連はしていないものの、同じような構造になっている物事に思考がジャンプできるということです。似たこととひっかける力。

つまり、全く違うことなんだけれども、連想によって、同じようなことを思いついたというものですね。発明品などで多い考え方です。

例えば、最近お世話になる機会も多い注射器などは、刺しても痛くない蚊の針の構造を基に開発されたものです。

普通、蚊から注射器を想像するのはなかなか難しいことなのですが、痛くない注射器を研究している人だと発想を得られる、というような感じです。

これはAIには難しいことで、人間の強みだと思っています。全く関係ない事象から、自分の興味のあることへとと発想をジャンプさせられるのです。

使える記憶はごくわずか

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そんなひっかける力ですが、ではどうすれば上手くひっかける力を高められるのかと考えると、どれだけ使える記憶を持っているかな気がします。

私たちは生きている上で、様々な経験をしています。ごく一部をビデオ撮影をしようとしても、容量がすぐに一杯になってしまうぐらい。

それは記憶の中に眠った形で保存されています。そしてある時、その眠った記憶へとシナプスが繋がって、突然その時の記憶を思い出す。

記憶へのアクセスが無くなっているというのがポイントで、行き着けないので、記憶が眠ったままなそうなのです。昔読んだ本の聞きかじりですが。

ひっかける力が強い人は、関連することなどを度々思い出しているので、この記憶がアクティブなのではないかなと。感覚ではそんな感じがします。

記憶を少しずつ活性化させておく

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クイズ番組でも名回答者として有名なカズレーザーさんが何かのインタビューで、どのように記憶を保持しているのかと聞かれていたんですね。

それへの回答が、色々と記憶を関連付けて整理しておくことだと。地理や社会、歴史などは関連付けやすいと仰っていたことが印象的に残っています。

そして、それを定期的に行って保持すること。それが自分にとっては「努力」でないから、上手くいっているのでしょうね。という回答でした。

これを見た時には、なるほど、と思いまして。色々な記憶を整理して、残しておく。そうすることで、ひっかける力は高まるのだと思います。

結局、1を聞いて10を知る人は、努力か努力でないかを別として、そのような手間暇をかけて記憶を整理している人ではないでしょうか。

つまり、簡単にはその域に行けないということですね。何事も地道な努力の上で成り立っている。

このnoteがそんな記憶の関連付けに役に立っていると良いのですが。

ではでは。


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考え方の名著ですね。2008年に東大・京大の生協で一番売れた本であったことから「東大・京大で一番読まれた本」として有名になりました。キャッチフレーズの圧が強いのですが、万人向けに考える楽しさを教えてくれる本だと思います。

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