良い読了感とは何だろう
最近の探究テーマです。
少し前のnoteで、良い文章とは起伏と読了感であるのではないかと考えていました。それをもう少し考えてみたいなと思ってまして。
何事もそうですが、文章もなかなか上手くならないものです。少し良くなったかなと思うと、すぐにまた見失うということが繰り返されています。
上達したかなと思う瞬間は時々あるのですが、その後すぐにまた逆行し、長い停滞の時期が繰り返されるというような感覚です。難しいですね。
心が軽くなる
読了感の良い文章の特徴に、心が軽くなるという特徴があります。読み終わった後に、読む前よりも少し楽になるというか、心が軽くなるのです。
それは、プラスを増やすと言うこともあれば、マイナスを減らすということもある。そのどちらでも、心は軽くなるものです。
プラスを増やす方は、とにかく面白い文章です。楽しく次の文章を求めてしまい、読み終わった後に「あー楽しかった」と思える文章。素敵ですね。
マイナスを減らす方で言うと、テーマは重めでも、救いのある文章です。 ああ、救われたなと思わせてくれるような、そんな文章。こちらも素敵。
上に引き上げられる感覚。プラスの方は風船で釣ってくれるような、マイナスを減らす方は下から押し上げてくれるような、そんな感覚です。
ワクワクする
心は軽くならなくても、ワクワクする文章もとても読了感が良いものです。あ、それいいね。私にもできるかも。そんな文章ですね。
あ、それいいねと思う文章は、考え方系で多い気がします。今までちょっと考えていなかったようなことを「確かに」と思わせてくれる文章です。
私にもできるかもな文章は、具体的なやり方が見えるのだと思います。それを取り入れたら、絶対良くなる、そんな気持ちにさせてくれるのです。
このワクワクするということはとても大切で、何かを変えるためには必ず必要になる感情です。ワクワクしないことは、やろうと思えない。
自分もやってみよう。前向きにそう思わせてくれる文章ということですね。できそうだし、できたら楽しそう。それがワクワクなのだと思います。
行動につながる
「心が軽くなる」と「ワクワクする」に共通するものは何なのかと考えてみると、自分を変えられる可能性を感じること、なのかなと感じています。
心が軽くなると、前向きになってみようかと思えるものです。人はそんなすぐに変わらないものですが、でも少しだけ良いことをしてみたくなる。
ワクワクするは、それをやってみたくてしょうがなくなる。上手くいく方法を知ってしまったら、それはやりたくてしょうがなくなるものです。
このように、心と頭に響き、次の行動を変える可能性を持っている。そんな文章が、読了感の良い文章なのではないでしょうか。
これは仕事における提案と同じです。具体的な未来のイメージを見せつつ、ワクワクしてもらうことが大事なのです。普遍的なことかもしれません。
現在から未来につながる
つまり、未来が見える文章。そんな文章こそが読了感の良い文章なのかもしれません。今が良くなり、未来につながる。そんな文章です。
今の自分が少し変わるということは、未来の自分も少し変わるということです。そんな変化をくれる文章との出会いは得難いものです。
そんな、前向きな変化を見せてくれる文章が、読了感の良さの正体ではないかなと、最近思っています。
それが分かったとして、そんな文章を書けるかどうかはまた別の問題だったりするのですが。ただ、ゴールが見えるということは大切なこと。
心は軽くありたい。ずっとワクワクしていたい。それを表現したい。そんな事を思いつつ、また頑張ってみようかとと思う今日この頃なのでした。
皆さまの執筆のご参考になれば大変幸いです。
ではでは。
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伝えたいことをしっかり伝える技術として、形容詞を使わないことって大切だなぁと感じています。ついつい時間が無いと「ものすごく」「とても」でごまかしてしまうのですが、それを具体的に書くことは解像度を上げてくれるものです。とても良い本ですね。あ。
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