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リモートワークのプロコン。個人の生産性はアップも、会議の生産性は確実にダウン

何事も良い悪いはあるんですけどね。

リモートワークもそろそろ9ヵ月目ぐらいな状況だと思いますので、大分慣れてきているのではないでしょうか。

もちろん、リモートワークの良い面はあるとは思うのです。通勤が無くなったり、自分の仕事に集中できる環境になったりです。

特に、一人で進めることができる仕事に関しては相当生産性高く働けますね。他の人を気にせずに集中できる環境自体は結構スキです。

一方で、個人的にキツイと思うのは、リモートワークの会議マネジメント。これだけは、いくらやっても慣れず、めちゃくちゃシンドイです。

参加者だとあまり感じないのですが、主催者になるとウルトラしんどいのです。

今回は、そんなリモートワークの会議マネジメントのお話です。

キツイ理由その1: 準備がキツイ

キツイ理由2とも関係するのですが、事前にアジェンダから、ディスカッションの内容まで、資料として揃えておかないといけないのがキツイです。

普段ならば、ホワイトボードでささっと書いて始めれば良いようなことも、事前に資料として全員に配布する必要があるので、ちょっとした会議でもかなり準備の時間を取られてしまうのです。

本当に、ホワイトボードを封じられるだけで、ここまで会議マネジメントはキツくなるのかと痛感するぐらいにはキツイ状況です。

逆に言えば、ホワイトボードはやっぱり会議マネジメントにものすごく役に立つツールだったんだなあと思ったりしています。

noteを始めたての頃に書いたものですが、ホワイトボードによる会議マネジメントについてはこちらのnoteもぜひご参照下さいませ。

キツイ理由その2: ファシリテーションがキツイ

ホワイトボードが封じられることもあるのですが、参加者の顔が見えないのもここまでキツイものなのかと痛感しています。

Face to Faceの会議でしたら、ちょっと厳しい意見が出たときには、雰囲気を読み取って次の言葉を選ぶのですが、リモートですと無言になってしまうので、誰がどんな反応をしているのかが全く分からないのです。

この表情が読めない、空気が読めないというのが、どれだけキツイものなのかは、顔が見えなくなって初めて分かりました。

もちろんWebカメラをOnにすることで、多少は緩和するのですが、やっぱり実際にあって顔色を見るということには叶いません。

空気を読む、顔色を伺う。どちらも、皆が嫌だ嫌だと言っていたことですが、やっぱり慣用句になる程の語句には意味があることなのだなと痛感しています。

キツイ理由その3: 難しい話題のディスカッションがキツイ

最後に、1と2が相俟って、難しい話題のディスカッションは不可能ではないかと思うレベルにキツイです。

「タスク」の「確認」ならばできるのですが、「方針」の「ディスカッション」に関しては、リモート会議は全く向かないということが分かりました。

会議は様々な思惑が入り乱れる場です。ましてや、「腹落ち」が必要になるようなトピックに関しては簡易に済ませてはいけないのだと、良い意味で勉強になっています。

逆に言えば、この状況をマネジメントできるようになったらどんな会議でもイケるのではないかとは思ってもいます。

ただ、それには相当時間を要しそうですし、できるようになる前にこの環境が終わることを願うばかりです。

まとめ

ということで、個人的にはリモート会議に関しては以下の3点が重要だと思っています。

1. リモート会議はタスクや進捗確認に留め、ディスカッションを要する会議はFace to Faceにするなど、目的に応じて会議の形態を使い分ける

2. リモート会議の開催自体を必要最小限にする。やらなくて良いならばやらない方が生産性が高くなる可能性が高い

3. どうしてもリモートでディスカッションする場合には、事前に相当な準備が必要なのだと参加者全員が認識する

一番大事なのは「やらなくてよいリモート会議はやらないこと」だと思います。

リモートワークによって個人ワークの生産性自体は上がっていると思いますので、上手くマネジメントできれば今までの働き方以上の生産性を叩き出すこともできると思います。

ただ、それには、不要なリモート会議をできるだけ減らし、やるならば徹底して準備する、という気概が必要そうです。

全国のチームリーダー・課長・部長・マネジメントの皆さま、ぜひ、ご一考下さいませ。

余談かつ、ちょっとマニアックな例えで恐縮ですが、リモート会議を主催している時は、エヴァンゲリオンの碇ゲンドウ君の気分です。

ちなみに、この会議、話題は難しいわ、参加者の表情見えないわで、絶対上手く機能してないですね。

転じて、空気を読むことが何よりも大事な笑点も、よくリモートにチャレンジしたと思います。難しかっただろうなあ。

完全に現実逃避でした。まだまだこの環境は続きそうですので、上手く乗り切りましょう。

ではでは。


<このnoteを書いたしょこらはこんな人です>

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