椅子を甘く見ていた昨日までの自分に、本気でごめんなさいを言いたい。いや言う
ごめんなさい、本当に。甘く見ていたよ。
椅子。その重要性はテレワークの浸透に従って、多くの人たちが叫んでいたものでした。仕事道具の何をケチっても、椅子だけは良いものを選べと。
ところが、私は一人暮らしを始めた15年前に買った椅子を愛していたのです。実家の近くの家具屋さんの倉庫で見つけた、1万円の椅子を。
一目でデザインが気に入ったその椅子と共に15年。仕事が終わらないときも、苦しい時も辛い時も、共に戦い続けた椅子でした。
ですがその椅子も、さすがに限界。 座板にネジが突き抜けてしまったのです。座ると、ネジがお尻に刺さります。痛い。
テレワーク環境ということもあり、泣く泣く替え時かと言うことで、新しい椅子を買ったという、椅子のど素人の体験記です。
使い方を知らなかったアームレスト
前の椅子は、アームレストが動きませんでした。そのためその使い方を知らなかったのです。ただ、このアームレストが一番の驚きポイント。
YouTubeで椅子の正しい使い方を調べてみると、皆がみんな口を揃えて、アームレストは机の天板の高さでと言うのです。
うそ。椅子って座った時に足が90°になればいいんじゃないの。それ以外の要素ってあるんだ。と、目からウロコだったのがこのアームレストです。
そしてアームレストを天板の高さに上げてみると、世界が全然違うんですね。何これ。こんな楽な姿勢があるものかと。自然と背が伸びる。
常識なのかもしれないのですが、万が一アームレストを机の天板の高さに合わせていない場合、即合わせてみて下さい。世界が変わります。
椅子は深めに座るものだった
この教えを私にした人は、本当になんてことを教えてくれたんだと怒りたいのですが、私は椅子に浅く座っていました。
これは、深く腰掛けると、とっさの時に対応できないから、浅く座れという教えに従ってです。浅く座れば、意識が鋭く保たれ、集中できると。
誰だ、私にこれ教えたヤツはッ!笑
ずっと守ってきたのですが、逆じゃないですか。椅子って深く腰掛けるものだったんですね。 浅く座ると背もたれの意味がない。
最近の椅子は、背骨のS字カーブを綺麗に維持するための形をしているそう。なので椅子の背板に背中を預けた方が良い姿勢が保てて疲れづらいと。
後は、自分が物に近づくのではなくて、この良い姿勢の自分に物を近づける。そうすることで、長時間座り続けることができるということでした。
前傾機能には全米が泣いたはず
これは全部の椅子についている機能ではないので若干余談なのですが、新しく購入した椅子には前傾機能というものが付いています。
これが凄くて、椅子に背もたれを預けた状態のまま、少し前のめりの姿勢になれるのです。猫背になるのを防ぎながら、のぞき込む姿勢になれる。
集中するとどうしても猫背になってしまうものです。それはPCの画面をついのめり込んで見てしまうからです。気持ちとしてはしょうがない。
ただ、それはもの凄く体に悪く、肩こりの原因にもなります。そこでと考えられたのが、椅子ごと前のめりの姿勢になるという前傾機能です。
今回の椅子、セイルチェアというものなのですが、 お高いにもかかわらず購入の決め手になったのは、この前傾姿勢が付いているということでした。
確かに。これは凄いよ、ハーマンミラー。全米が泣いたのだろう。
基本動作は奥が深い
少し前、いえだいぶ前に、デューク更家さんの歩き方がものすごく流行ったことがありますよね。と言って分かる方も少なくなってきてるのかな。
歩くという基本動作ですら奥が深いのかとその時は思ったものです。ただ、そこ止まりだった。基本動作はどれも奥が深いものだったのです。
そんな、基本動作を研究するということは、とても大切なことであるというのが、今回の一番の学びです。なぜなら基本だから。
基本動作が良くなるということは、全体の底上げになります。その時々にしか使わない技術と違い、常に使うものは改善できると効果が大きいのです。
私はゲームでも、必殺技を覚えるよりも、力+3と言ったような地味な能力アップの方が好きなタイプです、それは一度覚えるとずっと機能するから。
必殺技のような派手な技術は目を引きます。ただそれは、特定の相手にしか通用しないものだったりします。
一方で、地味な能力アップは、積み重なると大きな力になる。長期的にはこちらを積み重ねた方が、地力で勝れるのです。
ということからも、何故座るという基本動作をこれまで疎かにしてしまったことを、昨日までの自分に全力で謝りたい気分になっています。
まぁ、使っていた椅子がスキだったからしょうがないのですけれども…
ちょっと気になった方は、YouTubeを調べると色々と出てきます。ぜひ探してみて下さい。私的にはポイントは3つ。
1. お尻を座板と背板に挟み込むように深く座る
2. アームレストを机の天板と同じ高さにする
3. 正しい姿勢を維持し、必要なものを引き寄せる
毎日が変わりますので、是非お試しを。
ではでは。
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