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上手くいっているのは、自分の力だけじゃない

これは結構常々感じることです。

3日連続で、会社を辞められる方のお話を聞く機会がありました。全員他部署の方。私は他部署ということもあり、気軽に話しやすいらしい。

優しく聞いてくれそうな感じがするとは、話している方の弁。私、それなりに生き馬の目を抜く職場で働いてきましたから、本当は恐いんですけどね。

ただ、物事に変にこだわらなくなってから、丸くなったとは言われます。それは優しいとは、本当はちょっと違うのだけれども、また別のお話。

上手くいく時に噛み合う三要素

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どんな物事でも同じだと思いますが、仕事を例に話してみます。仕事が上手くいくときは、三つの要素が噛み合っている状態です。

一つ目に、自分の能力と仕事内容が合っていることです。とても大切なことで、自分の性格や能力と合うことを出来ているのは、幸せな事なのです。

二つ目に、目標が適切であることです。どんなに仕事の内容と能力があっていても、無茶な目標がある時には上手くいきません。

三つ目に、人間関係が良いことです。これは実は一番大事なことだったりして、良くも悪くもパフォーマンスに大きく影響を与えます。 

上手くいっている時とは、この三つが噛み合っていて、順当に正のスパイラルを出せている時なのです。

三つの要素の奇跡的なバランス

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この三つのうち、どれか一つが欠けても、負のスパイラルに入ってしまいます。一度ガタつくと、想像以上に逆境は強くなるものです。

例えば、異なる部署にアサインされて、合わない仕事をやるとする。すると、気分が乗らないので、どうしても負のオーラを溜め込んでしまいます。

それは人間関係にも影響しますし、目標の達成度合いにも影響してくる。適材適所。自分に合う仕事をすることは、想像以上に大切なことなのです。

このように、この三つの要素は、ものすごく微妙なバランスの上に成り立っているものです。繊細な天秤のようなもの。

それが上手く回っているということは、本当に奇跡的なバランスの上に成り立っていることなのです。その状況には心からの感謝をしないと

自分の力は全体のほんの一部に過ぎない

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そして、上手くいっているとついつい勘違いしてしまうのですが、自分の力が大きく影響を与えているように感じてしまいます。

ですが、自分の努力で解決できることは、本当に一部。仕事は選べないことも多く、目標は設定されてしまうし、人間関係も相性がある。

なので、不条理なぐらいに、上手くいくかどうかには運の要素が入ってきます。これは如何ともし難い事実なのです。

上手くいっている時は、自分の実力だけではなくて、たまたま他の要素も含めて噛み合っているだけの場合も多いのです。もちろん逆も然り。

自分でコントロール出来る事は実は多くない。それを忘れずに、それでも出来る範囲で最大限の努力をする。そんな謙虚さが必要ではないでしょうか。

物事の成否は、自分の力だけじゃない

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ということで、上手くいってる時も、そうでない時も、自分の力だけでその状況が起こっているわけではない、ということは大切な認識。

そしてこのバランスは、ある日突然変わるものです。辞令、方針の変更、人事異動。簡単に昨日とは違う状況が生まれてしまう。良くも悪くもです。

二回目ですが、上手くいっている時は、その環境・周りの人に、最大限の感謝をしないと。そして、そうでないときは、それは一時的と思わないと。

昔、苦労の末に出世されたクライアントの方から「会社員のコツは、クサらないこと」だと教えて頂きました。

「良い時もあれば悪い時もある。長い会社員人生でもそれは一時的なこと。なので良い時はオゴらず、悪い時はクサらず。それが大切なんだよ」と。

その時はまだ若かったので、言葉の深みをしっかり理解できませんでした。ただ、経験も経てきた今、その言葉の重さを感じます。

良い時はオゴらず、 悪い時はクサらず。自分の力だけで物事が回っていると思わない。

そんな、謙虚な姿勢は大切だよねと、改めて思う今日この頃なのでした。

何卒、皆さまも、ハッピーな日々を大切にして下さいね。

ではでは。


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