見出し画像

Vol2:今週印象に残ったマーケティング関連ニュース・記事をまとめておく

どうも、広告マーケターのエルモ(@elmo_marketing)です。

今週読んだネット記事から、印象に残ったマーケティングに関連するトピックを紹介していきます。

※このマガジンについて※
役に立つユニークなニュースや記事でも、動きが速いネット世界では、タイムライン上のフロー情報で終わり、なかなかストック化されていないのではないでしょうか?

こちらのマガジンでは、毎週目に私の目に留まったマーケティングニュースを、独断と偏見でひとつのマガジンにまとめご紹介します。

ファクトや定量データなど、マーケターとして引き出しの数が増えるような情報をできるだけ盛り込んでいきます。

ではでは、8月2週目、印象に残った記事を紹介していきます。

TikTok本著者が語る、TikTok今後の動向

まずはtiktokの買収騒動について。

誰もが知っている話題で、もはやマーケティングの次元を超えているニュースですが、、、取り上げおきます。

tiktokの買収について、個人的に読み応え満点だったのが、こうみくさんのこちらの記事。

こうみくさん自身がバイトダンスの北京本社に勤務されていたこともあり、単なる内部事情ではなく、彼らのビジョンにまで触れていて面白かったです。

バイトダンスは、アリババとテンセントにはない、圧倒的な強みを持っていました。それが、TikTokという世界への切符。いわば、TikTokは、全中国人の期待とチャイニーズドリームが詰まったプロダクトです。

これは、目からウロコのご指摘で、tiktokというのは中国発のサービスで世界一になるチャンスを持った(現状では)唯一のブランドなんでしょう。

だからこそ、米国政府に目をつけられたとも言えます。

少し話が飛躍しますが、「インターネットの分断」は今後の大きなテーマだと思います。tiktokの米国事業の買収騒動は、その一部を可視化したに過ぎません。

Instagram、15秒の短尺動画を作成・発見できる新機能「リール」を発表

tiktokを後ろから虎視眈々と狙っている企業がFacebookですね。

UIもUXも、丸パクリじゃないかと言いたくなるくらいtiktokに似た新機能「リール」をInstagramに実装してきました。

あいかわらず、「欲しいサービスがあるなら買収せよ、さもなくぱパクれ」が徹底されています。(笑)

米国内でのtiktok vs Instagram(Facebook)の戦いも見逃せません。

なぜ検索のシェア数が重要なマーケティング指標なのか?

「ソーシャルメディアでもっと話題になるブランドは、実は購入確率が低いブランドです。」

と言われたら、あなたは驚きますか?

たとえば自動車マーケットでは、フェラーリやポルシェのようなラグジュアリーブランドの口コミが多く、トヨタやフォード、ヒュンダイのような社名はソーシャルメディアのUGCにはほとんど上がってきません。

前者のブランドは憧れを含んだUGCが多く発生しているからですね。

もちろん、このUGC量とマーケットシェアが一致しないのは、業界カテゴリーによります。

ちなみに、SNSの口コミはあてにならないことがありますが、指名検索の数は市場シェアとほぼ相関があるとのこと。

画像1

実際に、Googleからも、検索ボリュームと売上の相関はすでに発表されているそう。

ということで、最近はSNSのUGCが盛り上がっていますが、「指名検索の推移で実購買を予測する」という視点も忘れないようにしましょう!

世代でターゲットをくくる愚かさについて

つぎに、ターゲットを世代で区切ること無意味さを指摘した記事。

こちらの記事では、「世代(Generation)は、特定の繋がりを持っているわけでもなく、ただ区切られた20年以内に生まれた人達を束ねただけに過ぎない」と主張しています。。いや、ほんとその通りすぎる。

画像2

←2013年生まれ 1997年生まれ→

たとえば、この二人は同じジェネレーションZ世代なのですが、この二人を一括りにすることにどんな意味がありますか?という話です。(笑)

画像3

実際、世代で区切る相関よりも、「普段その人がどんな行動をとっているのか?」のほうが、購買行動に高い相関があることが分かっています。

言われてみると当たり前ですが、この商品のターゲットは女性30代40代!といったデモグラによる区切り方は、今日で終わりにしましょう。

そのターゲット選定は、ほとんど意味をなしません。

Q. ABEMAが黒字化するための道筋はどんなものがあり得る?

「現状でAbema TVが垂れ流している赤字13億円をどうやって埋めるのか?」を考えている記事。

サイバーエージェントのメディア事業は、広告事業の次にくる二本目の柱として、これまで大量の投資がなされてきました。

個人的には、Abema TVがうまくいくのかは半信半疑ですが、Abema TVの現在地点を知る良記事だと思います。 

個人SNS運用は「量」と「質」をコントロールする-個の時代と言われる中での発信作法-

マーケティングというよりは、これから情報発信を頑張っていきたいと考えている人にぜひ読んでいただきたい記事。

「情報発信を始めるときはとにかく量をこなせ」のようなありきたりな抽象論ではなく、「いかにしてSNSで影響力を高めていくのか?」を、体系的にしかも具体的な方法を添えて解説してくれています。

ちなみに、このマーケティングニュースのキュレーションnoteも、まさに情報発信のリズムを整えるために、週に1回書くことにしています。

紀里谷和明に問い詰められた結果、僕たちが「まわりの目を気にする必要がない」本当の理由がわかった

最後の記事は、マーケティングは一切関係ありません。ただ、情報発信において、非常に示唆飛んだ話なのでご紹介しておきます。

というか、なんなら先週読んだ記事のなかで、もっとも心をえぐられた記事です。。

紀里谷さんとインタビューアーのサノさんのやりとりがこちら。抜粋で、文脈が無視されていますが、、、、(笑)

紀里谷さん
さっき「夢を諦めた」って言ってたけど、まわりの目を気にして自分の限界を決めちゃうってよくあることなのよ。
でも聞くけど、誰がそんなにあなたのことを厳しく問い詰めてるの?

サノ
えっ?

紀里谷さん
誰がそんなにあなたをバカにしてくるの?誰かに、「いい歳してまだ夢追ってんの?」って言われたの?

サノ
…いや、誰にも言われてません。

紀里谷
じゃあ、「いい歳してまだ夢とか言ってんの?」って、どこから来た言葉なの?

サノ
…僕自身だ。

紀里谷
そう。
「あなた」なんだよ。
あなたが、ありもしない「まわりの目」を気にしてるだけなの。
さっき解説したような「頑張ってる人をバカにしてくるヤツら」なんて、実際には本当に少数なんだよ。
ほとんどの場合は、そういう「まわりの目」があると思い込んでるだけ。想像なの。虚構なの。「あなた」に一番ストップをかけてるのは、他でもない「あなた」自身なの。

「まわりの目」だと思っているものも、本当は「自分の目」に過ぎず、周囲の目をひきあいに、行動しない言い訳を言っているのだと痛感させられました。

この記事では、最後に「内発的動機づけ」の話になります。

ここもかなりポイントだと思っていまして、

多くのネットでは「何をするか?」や「どう良いアイデアを出すか?」に注目が集まります。しかし実際には「何をやるか」×「継続」で、発信やビジネスの勝負は決まります。

その場合、「何をやるか」はテクニカルでごまかせが効きますが、「継続」は内発的動機に大きく左右される変数だと思います。

「何をやるか」×「継続」を最大化させるために、内発的動機にしっかりフォーカスし、深堀りしていく。

これが、情報発信や個人ビジネスの肝になるのかなぁと思っています。要は、「好きを仕事にしろ」ってことなんですけどね。(笑)

おしまい。

今週のマーケティングまとめはここらへんでおしまいです。

本当は、オフラインメディアの記事も取り上げていきたいと考えているのですが、、、ネットニュースをまとめている性質上、ピックアップしている記事がほとんどデジタルマーケに関連するものばかりになってますね・・・。

コロナ渦でオフラインマーケティングが厳しくなってきているというのもあるかと思います。

コロナ渦で、ECが伸びてきていますが、これから伸びてきそうなのがご近所オフラインマーケティング。消費者の行動は、「ご近所消費+ECサイト」になっていくはずだからです。

ということで、オフラインでモノが売れた事例も、次回以降見つけてご紹介できればといいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

twitterでも情報発信をしているので、よかったらフォロ―してください。

twitter→@elmo_marketing


ここまでお読みいただきありがとうございます! 大の読書・コーヒー好きなので、いただいたサポートは、次の記事の燃料にします。