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「相談力」は誰もが鍛えられるスキル

 今日は、他人の頭をレバレッジに、早く遠くに辿り着ける「相談」について。

 ビジネスマンにとって、「相談力」ってかなり重要です。このスキルを備えているかどうか、それだけで仕事・稼ぎの成果は大きく変わってきます。というのも、相談をうまく使いこなせれば優秀な他人の脳を外注しながら仕事を進められますが、無理なら1人でコツコツ仕事をやらないといけません。

 そして、仕事における相談は、単に悩みを打ち明けるだけではダメです。仲の良い友人とはただただ悩みを愚痴のように吐くだけでもいいんでしょうけど、ビジネスの場でそれはアカン。

 同じ悩みゴトを持っていても、「相談の仕方」1つで得られる回答も180度変わってきます。コイツ何も考えてないなと思われたら、てきとうな回答しかもらえませんし、逆に「よく考えてるし、ぜひ頑張ってもらいたい」って思われればと、上司が思わぬ上昇気流が起こしてくれます。つまり、相談って社内のキーマンやインフルエンサーからすくい上げ貰う大チャンスなんです。

今日は、その上司や先輩・インフルエンサーが救い上げてくれる、良い相談スキルについて話していきます。

相談ゴトに必要な3点セット

相談はこの3点セットが揃っていれば、もう完璧です。

①相談を通じて、どこに辿り突きたいのかゴールイメージを伝える。

②そもそも、自分は今どういう状態なのか、現在地を把握する

③ゴールと現在地を埋めるためのアクションプランを考える。

この3つさえ揃っていれば、相談された側は①、②、③それぞれについて、修正やアドバイスを簡単にすることができます。

この迫さんのツイートが非常に分かりやすい。

①稼ぎたいゴールがあっても、②の現在地の把握を伝えていないため、③どのような橋をゴールにかければいいのか、相談された側が答えようがありません。

「巨人の肩に乗る」発想を持て

これは、インベスターZの7巻に出てくるワンシーン。

いくら天才といえでも、いきなり革新的なアイデアなんて出せない!
先行研究や先人の教えを土台として学んでから、自分の個性を発揮することが成功のカギになるの。

自分の考えを大切にしつつも、まずは先人から学べってことです。相談する上で、先人に学ぶ理由は2つ。

①相談内容の中身をブラッシュアップできる
②コイツちゃんと調べてるなと思ってもらえる

相談は、相手の貴重な時間をいただく行為。「Googleで検索すれば分かるでしょ」ってことを相談しても、相手を不快にするだけです。

ある程度自力で学んで相談に乗り込むことで、質問のクオリティも上がりますし、相談者は本気で相談に来てるんだなぁと相手からの印象もアップします。このようにダブル効果があるので、自分の考えを過信することなく、まずは「自分で調べる」癖をつけましょう。

そのうえで、分からないことがあったら相談してみるのが、良い相談だと思います。

「で、おまえはどうしたいの?」を先に考えておく

 先ほどの「先人の教え」に学ぶと正反対の話になるのですが、「で、結局自分はどうしたいのか?」を深く深く考えておきましょう。リクルートでよく先輩に言われる「お前はどうしたいの?」ってやつです。笑

 最近やっと気付いたですが、リクルートの「おまえはどうしたいの?」は部下のコミットメントを生み、成果が最大化しやすいんですね。自分はどうしたいのか?を問い続けられると、主体性と当事者意識が芽生えてきます。自分が個々の底からやりたいと思えたモノは結果にコミットしやすい、こういう構造があるのだと思います。

 で、他人に相談する時、この強い意思が固まっていると、相手に思いも伝わりやすいです。「あ、この人はちゃんと考えているし、やる気もあるな。だから助けてあげよう。」と、先輩や仲間が助けてくれるようになる。

相談ゴトがうまくいきやすくなりますし、なにより①ゴールに届きやすくなるはず。なので、「自分がどうしたいのか?」は常に自問自答しておきましょう。

まとめ

最後にあらためて、他人に上手く相談に乗ってもらい、自分を上昇気流に乗せる方法をまとめておきます。

①相談ゴトの3点セット(ゴール、現在、ゴールまでの道筋)をまとめる
②先人の知恵を借りる(自分で調べられることは調べておく)
③自分はどうしたいのか?意思を持つ。

この3つを準備して、人に相談に行けば、よっぽど相談ゴトが嫌いじゃない限り、親身に答えてくれると思います。

ちなみに、積極的にいろんな人に相談してみて、自分の良いメンターを探すのも1つの手です。(リトマス紙ではないですが、自分が頼れる人を知っておくのも大切です。)

このnoteが相談ゴトが苦手な人や、何を相談していいのか分かっていない人の助けになれば幸いです。

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