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Vol1:今週印象に残ったマーケティング関連ニュース・記事をまとめておく

どうも、広告マーケターのエルモ(@elmo_marketing)です。

今週読んだネット記事から、印象に残ったマーケティングに関連するトピックを紹介していきます。

※このマガジンについて※
役に立つユニークなニュースや記事でも、動きが速いネット世界では、タイムライン上のフロー情報で終わり、なかなかストック化されていません。
こちらのマガジンでは、毎週目に私の目に留まったマーケティングニュースを、独断と偏見でひとつのマガジンにまとめご紹介します。

ファクトや定量データなど、マーケターとして引き出しの数が増えるような情報をできるだけ盛り込んでいます。

ではでは、7月最終週に見つけた面白かった記事をご紹介していきます。

Instagramの企業アカウント16業界1,335件を分析!フォロワー数の多い業界・エンゲージメントの高い業界は?

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(本文より転載)

Instagramの企業アカウントのフォロワー数やエンゲージメント率を、定量的に可視化している良記事。

業界別に、エンゲージ率が高い公式アカウントTOP5と、そのフォロワー数も表でまとめてくれています。

「業界トップのインスタアカがフォロワー何万人を抱えているのか?」を知っていると、その領域のアッパーが分かります。

Instagramの公式アカウントでベンチマークを確認したいときは、この記事に戻ると良いかと思います。

インスタグラム、新しい「ショップ」タブを追加

Instagramに新しい「ショップ」タブが追加されるというニュース。

ソーシャルメディア上で「モノを買う」ことが主流になりつつある中で、さらにその動きに拍車をかけるのではないか?という話です。

YahooやGoogleのようなディスプレイ広告が効かなくなる世界を準備しておかなければならない、そんな非現実的に聞こえてた話が現実のものになりつつありますね。

「WEBで売る」から「SNSで売る」へ、2020年はその元年かもしれません。

パンデミックはテックジャイアンツにどう影響したのか

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パンデミック期のGAFAの決算を分かりやすく、非常にシンプルにまとめてくれています。

4社の売上額やその内訳などを知っておくという意味でも、目を通しておくことをオススメします。

興味深いのは、同じ広告をビジネスモデルとしているAlphabetとFacebookでも、前者は減収減益、後者は増収増益となっている点です。

要因は複数あると思いますが、Facebookの勢いが増していることからも、ソーシャルメディアに広告費が移行してきていることは間違いありません。

※余談ですが、日本のWEB広告費にしめるSNS予算は約1割ですが、米国ではすでに3割がソーシャルメディアに予算が割かれています。

UGCはどう増やす?

こちらは、どのようにUGCを増やしていくのか?をまとめた記事。

インフルエンサーがファンを増やす視点ではなく、企業がいかにして消費者にコンテンツを生みだしてもらうか?を着眼点にしています。

ウィトンやディーンアンドデルーカなど、事例がたくさん載っているので、参考までにどうぞ。

もっとも影響力のある人はSNSにいない

真に影響力を持っている人は、ソーシャルメディアに存在しない、という記事です。

僕もこの考えにアグリーでして、過度なインフルエンサー頼みのマーケティングは、遅かれ早かれ有効でなくなると思います。

インフルエンサー施策はひとつの飛び道具のようなものでして、瞬間的にブランドのエンゲージは上がるのですが、そのあともブランドが求心力を持ち続けられるかどうかは、プロダクト力にかかっています。

「SNSとインフルエンサーに頼り過ぎもよくない」という視点で記事を読んでいただけたらと思います。

経営方針というものを初めて文章にしてみた

クラシコムさんが、ネットに「経営方針」を公開していました。

全文必読の良記事なのですが、特に印象に残った経営方針がこちら。

1)蓄積と複利が利く事業領域にフォーカス
時間と共に、仕事を続けると共に事業環境がよくなっていく蓄積と福利の利く事業のみに取り組みます。一時的な「特需」に根ざしたビジネスや、いずれは解消される「ねじれ」や「非対称性」に根ざしたビジネスはどれほど容易でリスクが少なくても手を出しません。
当社の取り組む活動は全て手掛けている当人たちが、このままこの活動を続けていったらますます成果が出るな、もっと生産性が上がっていくな、今よりたくさんのお客様に喜んでいただけるなという「希望」を感じているものだけです。

スキマをついたビジネスや、瞬間最大風速で注目を浴びることもビジネスでは重要だと思うのですが、まずは地に足をつけて蓄積ができるフィールドで戦うこと。さらに継続で、成果を複利で積み上げること。

マーケティングの差別化も「蓄積」と「複利」をポイントに考えてみると良いかもしれません。要は、長期的な視点でオリジナリティを作り上げるということですね。

経営とマーケティングは切っても切れない関係。マーケターの方は経営に関するニュースも、ぜひ読んでみてください。

【令和元年番】EC市場調査 ダイジェスト版

日本のEC市場の伸びを分かりやすくまとめているnoteです。

コロナの影響もあって、ECは超成長セクターだと思いますので、その状況を俯瞰的に知っておいて損はないかと思います。

東浩紀「コロナ禍で『リベラル』な知識人は『監視社会』を肯定してしまった」

賛否両論ありそうなんですが、東浩紀さんのこの記事は情報発信者としてとても参考になりました。

質問:マネタイズの問題とも密接にかかわってきますよね。5万部の本というとけっこう大きいですが、5万PVでは全然お金にならない。

東:インターネットでマネタイズするためには、100万人、1000万人単位の人に届かないと話にならない。テレビもそうで、どちらも広告モデルです。出版はそれとは違うモデルで、数万の規模でマネタイズできる仕組みを持っている。議論や作品のクオリティを保つためには、この規模でのマネタイズを大切にするべきだというのが、僕がずっと考えていることです。

当たり前の話ですが、ネットでPV(再生回数)をベースにマネタイズをするには、数が必要になります。しかもその数は多ければ多いほどいい。

しかし、そこはネットの面白いところで、良質なコンテンツであればあるほど、PVが増えるという単純な話でもありません。

youtuberのマコなり社長が、再生数を追うのをやめ、独自マネタイズに切り替えたのも、この構造が背景にはあります。

過度なPV数を追わずに、「インターネット上で出版社を作る」という意味では、noteがそれに近しいのかもしれませんね。

いずれにせよ、数を追わずにマネタイズを実施するは、インターネット永遠のテーマだと思います。

おしまい

今週は、こんなところでおしまいです。

この週に1回のまとめ記事は、基本的に”自分のため”にまとめています。

ソーシャルメディアで見かけた有益な記事も1日たてば忘れてしまい、なかな知識としてストック化されないことに気付きました。

とはいえ、自分がまとめたnoteが、読者にとって新しいノウハウの発見となったらラッキーですよね。

自分のためにやりつつ、読み手も役に立つ、そんなマガジンにしていけたらと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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エルモ(@elmo_marketing)

Webマーケターを目指している方に向けて、「マーケとキャリアの攻略法」というメディアを運営しています。

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