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京都のお伊勢さん『日向大神宮』は、神様オールスターだった!

京都の蹴上にある「日向大神宮(ひむかい/ひむかだいじんぐう)」
京のお伊勢さんと呼ばれ、境内には内宮(ないく)・外宮(げく)があります。

開運、厄除、縁結びの神として知られています。

5世紀末、第23代顕宗天皇(けんぞうてんのう)の時代に、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが起こりと伝わっているようです。平安時代には、日向宮、日向神宮、粟田口神明宮、日岡神明宮とも称しました。

江戸時代には、東海道を往来する旅人たちの道中の安全祈願、伊勢神宮への代参として、多くの参拝者でにぎわいました。現在では、東山三十六峰を巡る人気のトレッキングコースになっています。日御山(神明山)の山頂には「伊勢神宮遥拝所」もあります。

■内宮(ないく)上ノ本宮(かみのほんぐう)
天照大御神(アマテラスオオミカミ)
多紀理毘売命(タギリヒメノミコト)
市寸島比売命(イチキシマヒメノミコト)
多岐都比売命(タギツヒメノミコト)

外宮

■外宮(げく)下ノ本宮(しものほんぐう)
天津彦火瓊々杵尊(アマツヒコホニニギノミコト)
天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)

内宮

外宮からお参りするのですが、え!まさかのアメノミナカヌシ!内宮はアマテラスオオイカミと宗像三女神。さらに別宮にはそうそうたる神様が!!

■上ノ別宮(かみのべつぐう)
荒祭宮(アラマツリグウ)
月読尊(ツキヨミノミコト)
高皇産霊神(タカミムスビノカミ)
栲幡千千姫(タクハタチヂヒメ)

■下ノ別宮(しものべつぐう)
高宮(コウノミヤ) 
天忍穂耳尊(アメノオシホミミノミコト)

多賀神社
伊弉諾尊(イザナギノミコト)
伊弉冉尊(イザナミノミコト)

春日神社
天児屋命(アメノコヤネノミコト)
武甕槌命(タケミカヅチノミコト)
経津主命(フツヌシノミコト)
天太玉命(アメノフトダマノミコト)

五行神社
木火土金水の神

さらに進むと、神様が降りてこられる神聖な岩「影向岩(ようごういわ)」

影向岩

また、境内にある巨石をくり抜いた「天の岩戸」をくぐり通り抜けると、厄が落とされ運が開けるといわれています。中には、天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)を祀った「戸隠神社」があります。

天の岩戸

境内神社も充実していて、神様も大勢お祀りされています。

■福土(フクド)神社
大国主命(オオクニヌシノミコト)
彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)

■恵美須(エビス)神社 
事代主神(コトシロヌシノカミ)

■天鈿女(アメノウズメ)神社 
天鈿女命(アメノウズメノミコト)
大山祇神(オオヤマツミノカミ)

■御井(ミイ)神社
水波能売神(ミズハノメノカミ)

■朝日天満宮 
菅原道真公
少彦名命(スクナヒコナノミコト)

■厳嶋神社
弁財天(ベンザイテン)

■神田稲荷神社
倉稲魂神(ウガノミタマノカミ)
保食神(ウケモチノカミ)

まさに神様オールスターといったかんじです。

駅から15分くらい上ったところにあるのですが、車でも近くまでこれるようです。でも訪れる人はあまりいなくて、なんだかとっても不思議な神社でした。

日向大神宮
京都市山科区日ノ岡一切経谷町29
地下鉄「蹴上」駅下車徒歩15分


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