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chapter2. ア・イ・シ・テ・ルのサイン、ん?本音は違うみたい~雑談編~

「愛してる」
「わたしも…」

フィクション映画と分かっていても俳優たちの演技とBGMに魅了され、ウルウルと涙を浮かべる。多くの人が感動的な場面にグッときた。これこそ、日本中が泣いた!ですね。

1つの感情を創造させるため、何気ない仕草まで徹底する俳優の技量に圧巻する一方、わたしたちも何気ない仕草で気持ちを表現することができます。

しかし、時に仕草は口先からこぼれる感情とは連動してくれず、「アイシテルなんて、うそつきっ!」パーンと頬を打たれることも。(ここが映画の見どころかも)

世界では、仕草=ボディランゲージが重要されています。言葉は違えど、本音のサインはどの国でも同じです。それでは、あなたの身近にあるア・イ・シ・テ・ルのサインは本物でしょうか?


つま先は感情のコンパス

暑い・・・マスクをしながら呟くあなたは、ふと冷たい飲み物が欲しくなる。おっと、たまたま近くにカフェが。ラッキーと店に入り、ふと店内の席を見渡すと、奥に3組のカップルが。

1組のカップルは、誰がどう見てもラブラブな雰囲気。互いに肘をテーブルにつけ、顔を前に乗り出して話を聞いている。

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2組目は、1組目ほどピンク色な世界は放ってないが、つま先は互いに相手へ向けケラケラ笑いながら会話をしている。

ところが3組目。男の子は足を組み、彼のつま先は話相手の女の子とは別の方向に。一方、女の子のつま先は男性の方向に向いている。なんだか良くない雰囲気?

と、人間心理の基礎をご存じの方は既にお分かりの通り。つまり、つま先が話相手と別の方向に向くというのは、会話に関心が薄れ「早く話を終わらせたい」という心理がポッと表れている時です。

実はこれ、「アイシテル?」と相手に聞くときにも効果が見れます。

「え、うん、もちろん(汗)」と嘘を付くと、出来るだけその話題から逃げたい!出口に走りたい!と思いますよね。

そんな時!あなたの足先さんは敏感に、そしてご丁寧にも相手とは別の方向に向いてくれます。

なので、咄嗟に「アイシテル?」「浮気してる?」なんて嘘か真かを知りたいとき、目の動きと足先の向きのコンボがおすすめです。

ところで足先の動きとは、政治の世界でも各国のボディランゲージ専門家が分析し、本音はあーではないか、こーではないかと報道しています。

最近、アメリカ大統領のバイデン氏とロシア大統領プーチン氏が直接面会しました。BBCはそのなかで2人の仕草に注目しています。

終始バイデン氏はプーチン氏に「Youにlike!」な行動をしたり、笑顔でつま先を向けていますが、プーチン氏は・・・な構造が分析されています。

(ちなみにこの報道、結局何が言いたいの?な賛否両論版としても注目されてます笑)


準備あっても不万全

相手に本音を分析されないよう訓練をするというのはあります。

が、本音がバレるというのは、たいていシミュレーションしていなかった相手の言葉や行動にドキッとし、目があたふたと泳ぎ、口や鼻柱をつい触ってしまうときで「あ、この人何か隠しているな・・・」という、おせっかいサインをわざわざ出してしまっている時です。

これは一国のリーダーでもよくあり、メディアがこぞって取り上げ盛上げる物件でもあります。

例えば、安倍元首相がトランプ元大統領とホワイトハウスで面会した際、安倍氏は予期せぬ出来事に遭遇します。

通常、欧米の方と挨拶するとなると握手から始まり(コロナ以前のはなし)握手しながら1~2コト話すというのは、テレビや実体験で知っている方もいるかと思います。

安倍氏もトランプ氏と握手する、そのことまでは想定していました。

しかし、トランプ氏は自分の胸のほうに引き寄せ、安倍氏の手を覆う様に力強く約20秒間も握手しながら報道記者にアピールをし始めました。

これは、安倍氏側のシナリオにはありませんでした。彼は終始笑顔でしたが、目が完全に泳いでいたところを世界中のカメラが見逃してくれませんでした。

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Chip Somodevilla/Getty Images

(ちなみに、安倍氏の動揺は止まらないまま、日本カメラマンが「こちらを見てくださーい(日本語)」という声に耳を傾けます。

そして日本語がわからないトランプ氏に向かい「Look at me(私(安倍氏)を見て)」と誤訳。周りはハっと息を飲み、トランプ氏が安倍氏をじっと見つめるおかしな瞬間がありました。)

このキテレツな光景は瞬く間に報道され、当時の日米の関係性を表現したものだとか、日本の政治の模様など、いろいろと面白おかしく分析されていました。


トランプ氏のボディランゲージは良くも悪くも有名で、自分を上手く表現することには長けている方です。

安倍氏はその術にまんまとハマった1人で、日本とアメリカ(正確には安倍氏とトランプ氏の)の関係性をポロリしてしまいました。


仕草は大切に

いまのところ仕草(ボディランゲージ)は、ウソがばれる、化けの皮化が剥がれるといった良いイメージはない(特に男性の方)内容を書いちゃっていますが、、

いえいえ、身につけて良いことだってたくさんありますよ。

例えば、YouTubeで2000万回以上再生されている、アメリカの社会心理学者エイミー・カディ氏の「TED ボディランゲージが人を作る」

人は力強いポーズと弱いポーズを選択するだけで、後のパフォーマンスに影響を与える事ができると力説しています。

つまり、大胆に腕を広げたり、腰に手を当てるなど大きな動作ある仕草を取ると、人は自分ならできる!緊張しない!頑張れる!と自信がうまれ、相手にもオーラを与えることができます。弱いポーズはその逆。

エイミー・カディ 「TED ボディランゲージが人を作る」

彼女はプレゼンのなかで、「人生でストレスを感じる前に2分間力強いポーズをして欲しい」と話します。出来るようになるまでそのフリすると、必ず思った通りになると。

これは、就職の面接、プレゼン、発表会や告白といった緊張する場面の前に、大きなボディランゲージを行うと良い方向に影響すると思います。

実際、私も商談やプレゼン前にあえて、廊下やトイレで両腕を挙げV字サインをしながら歩いたりしています。笑

なので、ア・イ・シ・テ・ル?を聞かれそうな虫の知らせを感じたら、力強いポーズ2分間、どうぞ、家の玄関やデート集合場所前でやることをお勧めします。

嘘はバレないという自信は付くはずです。

それでもバレた時?

それは仕草は本音と学ぶいい機会だったと、ビンタを食らってください。


次回のnoteキーワードは、「#失敗」です。

チョコラ

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