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チョコ沼へようこそ。~断面の魅力に憑り付かれたお話~

チョコを包丁で切ったことはありませんか?

SNSで美しい断面写真を見て、自分もやってみたいな、と。
しかし、いざ包丁で切ってみるとグシャっと潰れたりして。
「ああ、やっぱりああいう綺麗な写真を撮れるのは、自分よりいくつも上の次元に存在するような、凄い人たちなんだ」なんて少しがっかりしてしまいます。

そんな、欲望に手が届かずのがっかりを打ち消す為の便利が日々創造されているのが、素晴らしきかなこの世界。

素人にも綺麗な断面にカットするミラクルな商品を発見。
その紹介と自慢のお話です。

ワイルドカカオ ショコラセパレーター

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チョコレート界の巨匠辻口シェフと貝印の共同商品
ショコラ専用カッティングナイフです。

辻口氏が提案するのは、五感で楽しむボンボン・ショコラの味わい方です。
カットすることで、ひと口大のショコラの断面が数ミリ単位の断層になっている美しさとその断層から生まれる味の深みを目で楽しむ視覚、カットするときの切れ味やその音から感じる触覚や聴覚、芳醇なカカオの香りで美味しさを演出する嗅覚、食感の違いや異なる面のショコラが口の中で混ざり合うハーモニーを楽しむ味覚などが刺激されます。

チョコは五感で楽しめ!そのための道具は用意してやった!

そういうことですね。

カカオポッドの形がまたチョコ好きの心をくすぐり、買ってしまいました。
これ、確実に沼への入口なので注意して入ってきて下さい!

こちらが私の初めて。
テオブロマのボンボンショコラです。

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ちょっと破片が零れ落ちはするものの、包丁で切るのとは天と地の差!
月とスッポン。

ズボッ…ズブズブズブ………どこからか音が聞こえてきます。
チョコレート沼にはまっていく音が。

こうして私の断面ライフが始まったのです。

デリーモ

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こいつを…
こうじゃ!

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ふおぉぉ!
薄いドーム状のチョココーティングに下に半円みたいな形でジュレが!
色の対比が美しいー!

どんどんズンドコいきますよー

フレデリック・カッセル

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セントー

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サロンドロワイヤル

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ルワンジュ東京

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パティシエ エス コヤマ

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マ・プリエール

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パスカル・ルガック

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はあああぁぁぁ……素敵ですね…。
荒い部分はあるんですが、自己満足で感動できるレベルには切れます。

ボンボンショコラをこうやって切ることで得られるメリットは沢山あります。

・層構造になってたりすると、うっとりする
・中身の構造を理解した上で味わえる
・断面から溢れる香りが最高
・一粒ずつに大切に食べられる
・お店の好む傾向などが分かってくる
・チョコの魅力を考える上での視野が広がる
・ツウっぽくて嬉しくなる

等々…色々あるんですが。
一言でまとめるとこうです。
   超楽しい!
もうこれに尽きます。

ただし!!!
ここまで書いておいて何言ってるんだって話ですが、この素晴らしい商品「ワイルドカカオ ショコラセパレーター」、
おススメしません!
買わない方が良いです!!

理由は1つ。
  超楽しい。

はまるんですよ。なので

・チョコに懸ける値段が上がる
・チョコに懸ける時間が長くなる

だから私は安易にこの商品を人に勧められません。

とはいえ、好きな人はいずれ勝手にその道に入ってきてしまうものなので。
おススメなんてわざわざする必要なんてないのです。
入ってきた人に対して「ようこそ沼へ」と温かく迎え、一緒に突き進むだけです。

断面の魅力にとりつかれた私は、ボンボンショコラ以外にも色んなスイーツを可能な限り切るようになりました。

「あなたは誰?どんな子?もっと教えて!」
そんなことを語りかけながら、スッとナイフを入れる瞬間がまた一つの幸せな時間なのです。

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