何個入りのチョコを買うのが幸せか

4個入り
8個入り
12個入り
20個入り
・・・

ボンボンショコラの詰め合わせを扱うお店は、複数の数パターンがあるのが普通です。
どれを買うか、悩みませんか？

金額がある程度定まった誰かへのプレゼントになら、悩むことはないのでしょう。
でも、自分の欲求を満たすために、自分の財布と相談しながら買うチョコなら？

4粒。
そのお店の代表的なチョコは入っているから、なんとなく「自分はこのお店のチョコを食べたことがあるんだ！」という気持ちになれるし。
なにより、1,000～2,000円程度なのでお試し感覚で買いやすい。

8粒。
そのお店のチョコは美味しいという確信がある場合に最も買いやすいのがここ。
ちょっと、財布にウグッとこないわけではないけれど、買えない値段じゃない。
4粒入りには入らない少し変わり種のチョコが入っていたりするのが嬉しくて、ついつい買っちゃう。

さて、ここから先、12個や20個。
高級チョコレート店だと、いよいよ5,000円を超えてくるので、結構悩むところ。
入れ目が増え、同じ味で2個ずつとか入るのであれば、それは選ばない。私は色んな味を食べたい。
が、入れ目が多いくせに全種類違う味、という詰め合わせが曲者で。
あぁ...これ絶対美味しいやつだ！
何これ、えぇ...めっちゃ気になる......
でもこれにしか入ってない～...って種類が大抵１、2種類は入ってる。

悩んで悩んで悩んで―――
結局、やはり8粒入りで折り合いをつけることが多いような気がします。

しかし、先日例の如く8粒入りを買って、あまりの美味しさに「全種類入っているのを買えばよかった～！」と幸せな悩みを抱くことになりました。

本日は、そんな素敵なチョコレートのご紹介です。

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green bean to bar CHOCOLATE

グリーンビーントゥバーチョコレート

このお店、いつもローマ字表記にするかカタカナ表記にするか悩んでしまいます。

さて、購入したのは8粒入り。

シンプルながらも、線が入ったりボコボコだったりワンポイントアクセントがあったり。形だけは統一されている感じも。
とても素敵なデザインです。

（ちょっと丸まっちゃったけど）
味の表記の紙もシンプルでかつ個性も出ていて素敵。

「コーヒー」

コスタリカ酸カカオ豆を使用。メキシコ産デカフェコーヒーが深く香るガナッシュ

少しもっちりしたようなガナッシュの食感にドキッ！
弾力強めで、グッと勢いを感じます。

そんな力強さをもちながらも、
あ～綺麗なコーヒー
と癒される一粒。

喫茶店の苦味が強いコーヒーというよりも、やや酸味があってスッキリと飲みやすい感じのコーヒーです。

端っこのカリッとしたコーヒー豆もポイントですね！

「ミルク」

ペルー産カカオ豆「パロブランコ」のミルクチョコレートを使用した優しくスッキリした甘さのガナッシュ

変わったラインナップが多い中に入ってる「ミルク」って、普通じゃないですか。
普通に美味しいんだけど、他のに比べるとどうしてもワクワク感に欠けてしまい、気合いをいれて食べたい時でなく、ふと疲れた時なんかに食べちゃう。
「とりあえずミルク～」みたいな。

食べた瞬間、「ミルク！舐めたこと考えてごめん、超美味しいよ～！！」って心の中で謎の懺悔をしてしまいました。
絶品！

ガナッシュ、というかチョコクリームです。
チョコ味のエクレアとかに入ってる、甘いミルク感たっぷりのチョコ、もっちりとしているのに舌の上でスッと消える、あのチョコクリームです。

はあぁ！？
美味しい！美味しいけどあっという間に無くなって寂しい！
もうこのクリーム売って！パンに挟めたい！！

クリームは甘いけどほんのりビターなチョコに覆われていて、その差が織り成す味わいも最高です。
可憐で、上品な味わいのチョコレート。

「ナティーボ」

ペルー産カカオ豆「ナティーボブランコ」のチョコレートを使用。
フルーティーでコクのあるプレーンガナッシュ

っっッ！！！
（絶句）

あまりの美味しさに、声にならない叫びが出たんですよ…なんだこれ。
説明読むと、「プレーンガナッシュ」って書いてあるから、普通なんだな～と思いながら食べたんですよ。

ツルツルとした舌触りで、スーッと溶ける程に広がっていくフルーティーな味わい。
ココナッツやライチのような爽やかな酸味。
そよ風のようにふんわり続く余韻も素敵です。

「アーモンド」

ミルクチョコレート使用。
キャラメリゼしたアーモンドの食感が楽しいプラリネ。

ああぁぁ…もうこれは皆大好きなやつ！良き...良き......。

ボンボンショコラに入れるにしてはやや大粒のアーモンドを、キャラメリゼ！甘ぁい！幸せ！！

プラリネの比率も高いから、くちどけ滑らかでありながらもサクサクな食感も楽しいチョコレートです。甘いよ～！幸せ！！

甘い甘い書いちゃったけど、ほら覆っているチョコは見るからにビターでしょ？
ほんのり苦味も混じって、重厚感アップ！
確かに分かりやすい美味しさではあるものの、味わう程に複雑さも出てきて、奥深い！美味しい！

「カシス」

タンザニア産カカオ豆を使用。
カシスのパート・ド・フリュイを挟んだリキュールが香るフルーティーなガナッシュ。

「〇倍希釈」とかのカシスドリンク好きなんですが、あれ飲んだ時の「クウァー！カシス！！！」っていうあの感覚が味わえるチョコレート。

そのたっぷりカシスが、パリっと割れたチョコから飛び出してくるんです。
酸味の切れ味が素晴らしい！！
パッと明るく甘酸っぱいカシスの味わいに心を一刀両断された心地。

凄くフルーティーな味わいで、強い酸味とチョコの相性はやっぱり最高です！

「ゴマ」

ミルクチョコレート使用。香ばしい黒ゴマの風味とフィヤンティーヌの食感が特徴のプラリネ。
ノースウェストチョコレートフェスティバル2019年
ボンボンショコラ部門金賞受賞

サクサク食感が素敵！
クレープの端っこのパリパリの部分というか、パリパリ薄くて甘いフィヤンティーヌをギュッと1粒に詰め込んでいる感じ。

軽やかでありながらもしっかりとした存在感。

そこにチョコの滑らかさや胡麻の香り高さが加わり、とても上品な味わいです。

スーパーで買えるようなサクサク系菓子も、最近はレベルが高くもちろん美味しいんですが、それとは一線を画す気品を感じられるチョコレートです。

「あんこ」

コスタリカ産カカオ豆を使用。
こしあんの優しい甘さのガナッシュ。

あんこ！！！
そう、これがあったから4個入りでなく8個入りにしたというのはあります。

だって、あんこのボンボンショコラですよ！和洋折衷！！

確かに餡×チョコの組合せは今迄にだって食べたことはありますが、やはりまだまだレアな組み合わせ。気になってしまうものです。
こういう変わり種をネタでなくしっかりチョコとして美味しく作れるお店は強いですしね。

さて、コーティングの薄いチョコをパリッと...
うわあ！中、餡の食感だ！！！まさに、餡。

ま、マジだ...皮、入ってない？
ノイズになるようなことはなく滑らかではあるけれど、なんか時々ふと皮の存在を感じるのだけれど。

味は、小豆ほんのり香るチョコ。
小豆の良さもチョコの良さもお互いに尊重し合ってる感じで、小豆好きにもチョコ好きにも愛されそうなチョコレートです。

それにしてもこの食感は...あまりに他には無いもので、驚きを隠せません。

「みかん」

マダガスカル産とペルー産ミルクチョコレートをブレンド。
みかんピューレとコアントローで香りづけしたガナッシュ。

見た目にも可愛すぎますよね！
8個入りの中で、明らかに一番目立つアイドルです。

上品な落ち着いた酸味に感動！

みかん味って、もっと華やかな明るい酸味が多いように思います。
対してこちらは、芯からじっくりみかん、とても深い味わいです。

みかんピューレとコアントローによる香りづけのおかげ？

ミルクチョコの甘みとの融合も素晴らしい！
適度な柑橘の味わいはチョコの甘みをグンとアップしてくれます。

舌の上でゆっくり溶ける程に口いっぱいに酸味と甘みが広がって至福のチョコレート。

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超ーーーーー後悔！！
どの味も予想を遥かに超えて美味しい！！！
私の拙い文章ではとても伝わりきらないだろうけど、美味しい！！！

他にもジャスミンとかシナモンとかミントとかハニージンジャーとかさ、色々あるんです。
そちらも頂きたかったです！！！

ちなみに余談でもう一個。

「アプリコ・リッシュ」

こちらも最高すぎる美味しさでした。
「チョコレートは単体が一番チョコを楽しめるだろ！」
という言い分に人が食べたらひっくり返る美味しさです。

アプリコットを超えてアプリコット！
果実にアプリコットのコンフィチュールを入れることで瑞々しい仕上がりに！

タンザニア産とマダガスカル産のコーティングチョコが良い酸味で、アプリコットの甘さが引き立ちます。

１個からでも買えちゃうので、行った際にはぜひ買ってみること推奨です。
感動ものです。

さぁ、今回後悔したから次からは毎回1番たくさんの詰め合わせを買うぞ～！というわけにもいきません。

ラ・メゾン・デュ・ショコラのたっぷり入った詰め合わせとか、27,000円とかでちょっとビビりました…。

気持ちとお財布と家にあるチョコ在庫と相談しながら、ですね。
これからも悩みそうな課題です。

美味しかった満足と、もっと買えばよかった後悔...