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宝石の如きチョコが私を(気分的に)お嬢様にしてくれたお話(ルワンジュ東京「ギモーヴショコラ」)

チョコレートって宝石みたい!

なんて、一度は思ったことないですか?
私はいつも思っています。
むしろ宝石より宝石。
100万円の指輪をもらうより、1粒1500円のチョコレートを貰った方が嬉しいかもしれない。多分嬉しい。
(この価格クラスは、さすがにまだ未知の世界なのです…)

え、飴の方がキラキラしていて宝石みたい?
うん、まあ確かに見た目は。
ただチョコはその存在が醸し出す全てをもって、宝石なんです。

そんなことを改めて考えさせてくれるチョコレート菓子に出会ったので、そのご紹介です。

ルワンジュ東京「ギモーヴショコラ」

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ぐわわぁぁ、眩しい!芸術だ!!!

シックで高級感のある箱に大切に入れられたチョコたち。
シンプルながらも、明らかにそれぞれが強い個性を持っていそうな期待感で溢れます。

切ってみると…中はギモーヴ。
金色の唇を携えたシャンパン以外は皆パートドフリュイとの二重構造です。

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チョコには、クーベルチュール世界第1位を獲得した「マカライボ65%」を使用。
幻のカカオと言われるクリオロ種の中でも特にマカライボ(ベネズエラ)地方の豆にこだわった高級なものです。
ケーキなどにわざわざ「マカライボ65%使用」なんて書かれていたりするくらい、ブランド価値のあるものです。

ちなみに、ヴィタメール梅田大丸店で、「マカライボ65%」のショコラショーが飲めるはずです。

ギモーヴは、「食べたことないよ!どんなお菓子かも知らない!」って人がわりといるくらい知名度な気がします。美味しいんですけどね。

似ているお菓子のマシュマロが目立ちすぎることも一因でしょう。
太陽と月の関係な兄弟みたいですね。

マシュマロもギモーヴもゼラチンを使ったお菓子。
そして元々は「ウスベニタチアオイ」という植物の根から取れるデンプンなんです。
ウスベニタチアオイ…これは和名なんですが、他の国の呼び方の方がきっと馴染みがある名前でしょう。
英名:マーシュマロー
フランス名:ギモーヴ

はい、そういうことです。
名前だけではなくて材料も使っていて、
マシュマロ:メレンゲ+シロップ+ゼラチン
ギモーヴ:フルーツピューレ+ゼラチン

ギモーヴの方が、メレンゲを使っていない分モチモチです。
その食感を楽しんでいると、すぐにフルーツの味が口いっぱいに!
そしてあっという間に口の中からいなくなってしまう…しかしフルーツの余韻が幸せ……。
その一通りの流れ全てが、ギモーヴの魅力。

フルーツピューレとゼラチンを混ぜ合わせて固めるのは大変なので、最近はメレンゲも混ぜちゃうお店も増えているのですが…
せっかくギモーヴを楽しむのであれば、正真正銘本物のギモーヴを楽しみたいものです。

パート・ド・フリュイは、フルーツピューレを固めたゼリー。

フルーツピューレを使ったギモーヴとパート・ド・フリュイの組合せは、想像以上にフルーティー!
脳裏にフルーツが浮かびます。

パリッと薄いチョコが割れた瞬間、ブワァっと口いっぱいに広がるフルーツの世界と、あまり食べ覚えのないモチモチした新しい食感。
それがスーっと消えていく感覚。
その全てが楽しく美味しいスイーツでした。

宝石みたいなオーラをもつお菓子は、やっぱりパクパク食べてしまうのでなく、五感全てをもって全力で臨むのが楽しいです。

ごちそうさまでした。

それにしても、可憐で、かつ華やかで上品なチョコたちでした。
野性的なチョコも好きだけど、丁寧に丁寧に扱われたそういうチョコを食べると、自分までお嬢様になった気分になります。
気分だけね!!!

宝石のごときチョコレートたちよ!
私を(気持ち的に)お嬢様にしてくれてありがとう!!!



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