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ポワンエリーニュのパンは、パンが怖くなるくらい美味しいので知って下さい

もうどれだけの間、美味しいパン屋さんのパンを食べていないでしょう。

お取り寄せの冷凍で届いたパンは確かに美味しかったです。
スーパーやコンビニで買える、ヤマザキのパンだって確かに美味しい。

けれど、パン屋さんに足を運んで、

「私が一番美味しいのよ!」
「いやいや、僕のサクサク生地は君を虜にするはずだよ」
「おいらのゴロゴロたっぷり入った粒あんの力強さだって負けないぞ」

とおしゃべりでもしていそうな、色んな輝くパンを見ながら、どれを食べたいのか自分の心に問いかける。

そんな時間を含めて購入する、パン屋さんのパンを食べたいのです。

残念ながら私の住む場所だと、好きなパン屋さんに行くためには電車でわざわざ行く必要があるので、パン屋さんとはご無沙汰な関係です。

あー…パンを買いに行きたい。

そんな気持ちで、マイ フェイバリット パン屋 について徒然書いてみたいなと思います。

そのパン屋さんの名は、ポワンエリーニュ。
東京駅の側の新丸ビルの奥に佇むパン屋さんです。

ポワン・エ・リーニュ

フランス語で「点と線」を表すその言葉には、
"丸の内という東京の起点から、世界という線へ、Made in Tokyoのパンの美味しさを発信したい"
そんな願いが込められています。

まずはポワンエリーニュ人気トップ3について。

①アンビザー

ポワンエリーニュのパンを買うなら絶対に一本は入れたい人気No.1のアンビザー。
黒糖を使用したコクのあるなめらかなこしあんを、シンプルなセミハード系の生地で包んだパンです。

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黒糖風味豊かなこしあんは、とても上品な味。
しっかりと裏ごしされてるなぁ、という全くノイズを感じない滑らかな口当たり。
シンプルではあるけれど、名前を隠して餡の食べ比べをやったらポワンエリーニュの餡だけは当てられるかもしれない、そのくらい一度食べたら忘れられない味です。

食べている間は甘い幸せに浸れるし、余韻も黒糖の甘さが広がって心地よい。
そんな充足感はあるのに、重たさは全然無くて、甘さを控えめにしてコク深さを重視しているようなバランスの良さには言葉を失います。

大きさも良いですね。
軽く一本食べられちゃうので、一本食べたんだ、という満足感もある。

アンビザー。
繰り返しますが、ポワンエリーニュでパンを買うなら、絶対に一度は試して欲しいパンです。

②ピヨトル

メイプルやあずきもそうですが、ポワンエリーニュのこの形のパンは、ミニ食パン、という感じで、とても可愛いです。
ついつい買い過ぎて、袋が重くなってしまうやつなので、いつもどれを何個買うか悩みます。

中でもピヨトルは人気No,2。
そんな肩書きがあると、やはりつい買ってしまいます。肩書きのみじゃなくて、本当に美味しいんですけどね!

香ばしいくるみと、果実味たっぷりのグリーンレーズンをぎっしり詰め込んだパンです。

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いやホント、ぎっしりです。
小麦粉に対して200%もクルミとレーズン入ってるらしいですからね。
贅沢過ぎません!?

カリっとしたくるみの食感や、噛むと果実の風味がぶわっと広がる瑞々しさの残ったレーズン…HPでも記載がありましたが、薄くスライスすると、その風味はさらにガツンときます。

白ワインなんかを添えて食べると、もう一気に贅沢な夜に!
ふわふわとした生地の状態で食べるのも、トーストしてサクっと生地にして食べるのも美味しい。

③ショコラ

これこれこれ!
チョコレート好きとしては歓喜のパンです。

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「今日は買おうかな」という選択肢は無く、
「今日は何個買おうかな」から始まります。
売り切れだとダメージ大きい…。

ブラックカカオの生地に、フランス「カカオバリー社」の高級チョコレートをたっぷりと贅沢に練り込んでいるパン。

たっぷりと…?はいはい、よく聞きますよね。
なんて思うべからず!
小麦粉に対して150%のチョコを配合しているそう。

この、たっぷり感をしっかりと数字に出してくるところがあざといですねえ、好き!

常温状態で食べる?
温めてトロトロのチョコで手を汚しながら食べる?
冷凍庫で冷やしてひんやり冷たい状態で食べる?

色んな楽しみ方ができるので、1個の購入じゃ足りない!
でも沢山買っても、美味しすぎてあっという間に無くなっちゃうから買いすぎ注意!

美味しすぎてちょっと困ったパンです。


以上、①アンビザー②ピヨトル③ショコラ
ポワンエリーニュの人気ベスト3のパンたちです。

おまけにもう一つ。
他のお店とのコラボ商品です。

●フレーズ

ビジュアル的にも丸っとしていて可愛い。

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人気の食パン「レジェルテ」の生地の中には、「ロミユニ」さんの苺ジャムとマスカルポーネが入っています。

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ちょこんと乗ったミントの香りが鼻を突き抜け、苺のキュッとした酸味。
春の草原にいるような気持ちになりました。


ポワンエリーニュのパンは、ユニーク路線ではなく、比較的シンプルな見た目のパンが多いです。
味も、劇的に甘いとか、何か強烈な尖ったインパクトがあるわけではない。

けれど、とにかくひたすらに上品で贅沢で美味しいんです。
上質な材料を惜しみなく使っているのが、よく分かります。

安くは、無いです。
一回のお会計で、いつも2,000~3,000円は軽く飛びます。
(いっぱい買うからなんですが…)

ただ、その満足感を考えると、高くも無いです。
「フランスから上陸したぞ!」
みたいなパン屋さんの方が、ちょっとしたデニッシュ1つで600円とかするので、それに比べるとかなり抵抗なく買えてしまえるお値段です。

また、冷凍の不可も記載されているのがまた良いところ。
こんなにこだわりのパン屋さんで「冷凍可」って明記しているパンが多いなんて、かなり凄いことだと。

まあだからこそ、冷凍庫の余裕がある限り沢山買ってしまうんですが…💦


大学で上京して1年くらい経った頃、ポワンエリーニュのパンに出会いました。
あまりの美味しさに、「パン…食べすぎ…怖い…」と、しばらくパンを食べられなくなった時期まであったほど。


好きなパンについて思い出していたら、お腹が空いてきました。
美味しいパンではないけれど、それはきっといつかまた。

とりあえず今の空腹を満たすために、冷蔵庫の中から今できる美味しいを探さなきゃ。

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