国を飛び越えてのおめでとう（とらやパリ店40周年記念ピエール・エルメ・パリコラボ）
羊羹＝日本のお菓子
マカロン＝フランスのお菓子
そんなイメージが根強いかもしれません。
それでも今では、フランスでも羊羹を買えるし、日本でもマカロンを買えるようになりました。
当然、昔はそうではなかったはず。
そこには、異国の地で自国の菓子や文化を広めようと挑む人々の姿がありました。
1980 年、とらやがフランス・パリに出店
1998 年、ピエール・エルメ・パリが日本に第一号店を出店
現在、2020年。
とらやがパリに出展してから40年。
それを記念して、ピエール・エルメ・パリ×とらやのコラボレーションが実現しました。
ピエール・エルメ・パリの代表作とも言える“イスパハン” の和菓子。
とらやの餡や羊羹を使用したフランス菓子。
その中で、そのコラボ菓子を一皿に昇華させたデセール&ドリンクをいただきました。
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そこはピエール・エルメ・パリの日本旗艦店青山店の2階
『Heaven （ヘブン）』
1階のマカロンやケーキたちを横目に通り過ぎ、右端にある階段を昇ります。すると、天使やシェフがお出迎え！
まるで天国の階段の昇っていくかのような高揚感。
天使は、画家・田中麻記子さんの手掛ける「マカロン ベイビー」
席は、椅子の高めなカウンター。(周りにはソファー席とかもあった）
メニュー表はタブレットで、スライドさせて見ます。
注文するものは既に心に決まっていたものの、楽しくって、つい指をスイスイ動かしながら、他のメニューも見ていきます。
ふ～ん？ほ～～～？
...また今度来よう......他のも超好みだ…。
で、注文しました。
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それなりにお値段はするので、ドリンクは別のにしようかほんの少し悩みましたが。
だって、他の通常ドリンクとあまり変わらない金額だったからね！
チョコドリンクよりは安いくらいだったからね！
だったら、限定頼んじゃいますよね。
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「デセール ようかん イスパハン」
美しい！！！
シンプルながら、美しい！！！
上のところは、今回コラボのマカロンと同様のデザイン。
マカロンの表面を真っ直ぐ引き延ばしたような感じです。
フランボワーズのフルーティな酸味ある味わいでサクサク！
一方、ローズ風味のクリームは甘くて少しもっちり。ザラツキの一切を許さない滑らかさ！
対照的な食感&味わいのコラボレーションにうっとり。
そして、すぐに...なんか滅茶苦茶いろいろ出てくる～～～！！！
上のパリパリと下の柔らかさで、綺麗に割るのは不可能でした。
お見苦しい断面でごめんなさい。
ちなみにマカロンめくるとこんな感じ↓
めっちゃ黒い色々が入ってるし、フランボワーズ乗ってますね～。
羊羹イスパハン、ライチ、フランボワーズ、餡...色々が詰まったまさに宝箱！
理屈で考えると、意味が分からない！！！
酸味や甘さの方向性も。
食感も。
和洋すらも。
色々がバラバラ。
なのに！それなのに！
何故でしょう。
素晴らしい一皿に仕上がっています。
なんでどうして！？
分からない！！
でも超美味しい！！！
恍惚の境地って、こういうことを言うのか～と、謎の悟りが開けました。
そんな余韻に浸る時間が必要なので、やっぱりドリンクは注文した方が良いです。
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「フラッペ マカロン ようかん イスパハン」
アーモンドとソイミルクを選択できたので、アーモンドを。
マカロンが乗ってるのが凄くテンション上がります。
私もいつか、家でドリンク飲む時にこんなお洒落なことしてみたい！
乗っているのはコラボの「マカロン アズキ」です。
薔薇の香りに包まれつつ、しっかり餡も感じる。不思議な、優しい感じです。
激甘でデセールのセットには重くないかな～と少し心配でしたが、いえいえ大丈夫！
甘いのはまあ確かですが、かなりサッパリした味わいで、ごくごく飲めちゃいます。
小形羊羹イスパハンのキューブもたっぷり入っていて、これもデセール同様、なんで合うのか全然分からないけど、なんでか合っちゃうんです。
ストローで吸い上げるのとスプーンでガッツリすくいとるのとでまた違った味わいで楽しかったです。
サービスのチョコの焼菓子も、濃厚で美味しい！
濃厚で、ちょっとした量でもかなりの大満足でした。
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40周年記念でこのハイレベル...。
新宿伊勢丹のイベントスペース全部とらやで貸し切ったり、和菓子とフランス菓子の展覧会を開催したり、かなり大規模に祝っています。
それならば。
50周年はどれほど凄いのか。
10年後が楽しみです。
まずは40周年おめでとうございます！
今回、お店やSNSで毎日たくさん可愛らしいコラボの写真を見て、自分でも実際に味わって。
今までも好きだったけれど、「とらや」「ピエール・エルメ・パリ」どちらのお店もますます大好きになりました。
今後にも大大大期待です！
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