サロンデュショコラ2020~イートイン編~

サロンデュショコラ2020(東京会場)が終わってしまいました。今年は沢山買いました……年々チョコレート沼にズブズブとはまっていってちょっと怖いです。いつだったか読んだ本で、こんなことが書かれていました。

これからの時代は「偏愛」が大切だ。たとえ変人と笑われようと好きで好きで好きすぎてそれを追求していったような人間が必要なのだ。

みたいな感じのこと。だから良いんです。愚直に好きだと思えるチョコレートには、これからもどんどん憑りつかれていこうと思います。むしろチョコの悪魔カモン!

……で、これから購入したチョコを食べる幸せな日々が始まるわけで、それはまた別の記事にしようかと思います。とりあえず、イートインで体験したスイーツたちについては記録しておこうかと。本当は、「これ美味しかったから残りの開催期間で是非食べてくれ!」という記事にしたかったのですが、終わったので単なる自慢です。ご容赦!

【ティエリー・マルクス】Douceur~甘美~
エクアドル産「カミーノ・ベルデ」のムースとプラリネのクリームに北海道・日高町の鬼灯を合わせました。甘さと酸味のバランスをご堪能下さい。

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鬼灯って食べたことない方、結構いると思います。だから一口目で鬼灯のソルベが来るようにしているの、まさに今年のテーマ「出会い」です。もっと酸味が強いかと思いきや「爽やかな甘さ」っていう方がしっくりきます。チョコがまろやかにしてくれているんですかね。
そしてカミーノ・ベルデのムース。カミーノ・ベルデは昨年の「大地の恵み」でも使用されていました。クランブルとも合わさって、チョコ好きにとっては至福のひとときです。そして進めていくとまた鬼灯が。今度はコンポート。鬼灯そのものが味わえてる感じがあります。
このパフェなら3,000円超えでも食べたい!そのくらい満足度の高いデセールでした。

【パスカル・ル・ガック】エクレールフォンデュ
お店で人気のエクレールショコラとチョコレートフォンデュを合わせた新スイーツ。

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こういう高級エクレール、お上品が過ぎて中のチョコ超少なかったりするじゃないですか。落とさないか心配なくらいたっぷり入っておりました。そんなエクレールに更に追いチョコ…背徳感、いや、幸せの極みでした。
今回、かなり色々な人たちが「これは一押し!絶対食べて!」とSNSであげていたので、期待大でしたが、期待以上でした。

【ジャン=ポール・エヴァン】パヴロヴァショコラ/フォンダンマドレーヌ
さらりとしたチョコレートソースは赤い果実を思わせるマダガスカル産カカオ。フランボワーズソースと生クリームと三位一体の美味しさ!

焼き立てならではの香りと食感。濃厚な味わいのガナッシュと甘さ控えめなマドレーヌ。洗練されたマリアージュが楽しめます。

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さすが!!!チョコ界の中でもジャン=ポール・エヴァン氏といえばもうトップ中のトップを走っている印象ですが、やっぱりチョコが凄いです。
溢れんばかりの上質なチョコが幸せでした。フランボワーズの酸味がまた丁度よくマッチしています。ところでこの「パヴロヴァ」ってスイーツ、私は今回初めて頂きました。

※パヴロヴァ
20世紀初頭に活躍したロシアのバレリーナ、アンナ・パヴロヴァに因んで名づけられたニュージーランド発祥のお菓子。
白いふわふわしたチュチュを身にまとい踊る、彼女の代名詞と言われた「瀕死の白鳥」が目に浮かぶようなメレンゲ菓子です。(リンツ公式HPより引用)

本来このスイーツ、タルト生地がきそうなところですが、食感の軽いメレンゲであることによってチョコレートが凄くよくひき立っていました。
メレンゲ生地のスイーツ、これから流行っていくかもしれません。

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マドレーヌの方もかなり重厚感のあるチョコでした。大きめだったので、会場と家で分けましたが、食感や味わいに差が出ていて面白かったです。

【ドモーリ】コールドチョコレート ペルー
「クリオロ」のカカオニブを漬け込み熟成させたブランデー「ドモラム」をとろり。贅沢な大人の味!

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ブランデー、想像をはるかに超えてひたひたです。チョコがブランデーを吸収しても溢れ出ているような。物凄くマッチします。ブランデー男爵とチョコアイス婦人のような相性の良さ!(?)あっという間に無くなってしまった…。

【フレデリック・カッセル】ミルフイユ・パルフェ・グラッセ
ミルフイユがアイス仕立てに。自慢のパイ生地にヴァニラとショコラが香るパルフェをサンド。

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ミルフイユをアイスにするという発想や、それを持って食べるという発想、そしてチョコに付けるという発想。これ、凄く斬新なスイーツじゃありません?パイ生地がポロポロ落ちたりアイスが手に付いたりと、確かに食べにくさはありつつも、かなり満足感の高いスイーツでした。あと本人から手渡しで貰えたのでまた美味しさ倍増です。

【パティスリー・サダハル・アオキ・パリ】ピクニックオショコラプラリネ
濃厚なチョコ&プラリネクリームを、フランス産の発酵バターが香るパイ生地でサンド。

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パイ生地、サックサクです。結構分厚めのパイ生地なので中途半端なチョコだと負けてしまいそうですが、量も重厚感も完全にパイとマッチしていて最高でした。NGな表現かもですが、大人の超こだわりのパイの実って感じの印象です。

【フランク・ケストナー】レジェルテミラベル
ショコラをまとったタルト生地の中にクレームダマンドとミラベルのコンフィ。その上にムース。

こちらは、早いうちに売り切れ必至なので会場に着いてすぐに購入したのですが、会場で食べないと駄目ですね…会場が暑いのと慎重に持ち歩けないのとで、家に帰ったら原型を留めておりませんでした。
ただひとつ言えるのが、アーモンドとカカオニブのヌガティーヌが香ばしすぎて味が濃いのに永遠と食べられる美味しさでした。


まだまだ食べたいものは沢山ありましたが、身体(カロリー的に…)とお財布と相談して、今年のサロンデュショコラはこんな感じです。

他にもチョコは沢山…それはもう沢山買いましたので、これからしばらく幸せに生きられそうです。

今回はセミナーも4つ聞かせてもらいました。自分の人生を考え直させるくらい衝撃的なお話もありましたので、こちらも近々まとめたいと思います。

チョコレートに関わる全ての人達へ、
ごちそうさまでした。


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