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aikoを語る①

こんにちは。aikoなしではあのときの恋を語れないと言っても過言ではないチヒロです。aikoのサブスクがとうとう解禁されましたが、やっぱりCDは世からなくなってほしくないな、と思う今日このごろです。CDでしか得られないワクワク感ってありますよね。

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自分なりにaikoについてお話しようと思う。aikoを語るなんて偉そうにタイトル付けちゃったけど。
…なんかすんません。(笑)

私とaikoの歴史は16年くらい。中学生になりaikoの世界観に見事に引っ張られた。今日はアルバムについてお話しよう。

大好きなアルバム「秘密」。数あるaikoのアルバムの中で多分1番好き。1番と言ってみたけど、aikoのアルバムの順位は日々、天気と同じように変わっていく。晴れみたいなアルバムがいい!という期間もあれば、曇りみたいなアルバムもいいな、って、飽きもせずハマるアルバムがある。

アルバムそのものにカラーというか、ストーリーがあって、それはaikoの曲におけるものでもあり、同時に自分の人生でおこるものでもある。ま、曲に酔いしれて自分を重ねているってところなのかなあ。本当に魅力的だよね。

「秘密」の魅力

1曲目「You&Me both」

言わせていただきます。もう、この1曲でaikoを語れてしまう。(かもしれない)。私の中でこの曲は上位に君臨します。
イントロは、ピアノでそっとはいってくる。心をそっとすくい上げるようにやさしく。その後に音を重ねてハーモニーが大きくなる。

"気付いて欲しい訳はなんだろう 
知って欲しいあなたにいつだって 
答えてほしいくせにあなただって
 繋いで 「大切」
続きのスカートひるがえし 
夢の中で始めよう 
愛しているのはあたしの方 あなたの方 
あなたにしたキスがもう乾いた 
フライパンの流星群 蒸発する水は綺麗 
空っぽの頭に響いた あなたを想う程に弾ける
小さなマイナスは破裂する 
愛してるよ この時間も あなたも・・・・・”

おっと・・・歌詞が素晴らしすぎるのと、短めの曲なので、つい、載せてしまった〜。

まさにこれから展開されていくアルバムの導入にふさわしい1曲。これからどんなaikoを魅せてくれるの?ワクワクしちゃう。なのにどこか切ない・・・ような・・・気がするのはどうして?

私はこの曲を何度も何度も聴いているけれど、解せないことがある。それは、この曲の「あたし」と「あなた」との関係性。aikoの曲は関係性が分からない曲が多々ある。恋人同士なのか、片思いなのか、秘密の関係なのか、はたまた・・・都合のいい関係なのか。きっと聴く側がどんな場面で描いても正解なんだと思う。だけどこの曲の世界で確かなのは”「あたし」は「あなた」を想う時間すらも愛している”ということ。

この曲は物語展開のある曲ではない。「写真を繋げて歌にした」ように感じる。「出会って~恋に落ちて~」みたいな曲じゃないってこと。(しつこい)。
「あなた」と出会ってから脳裏に焼き付いた一瞬一瞬を、パッと切り取ったかのように壁に貼り付けたイメージ。ちなみにカメラはフィルムカメラで。いつかこの曲をイメージした写真を撮りたいとさえ思っているよ。(それが出来たらまた記事書くね)

「フライパンの流星群」って、思い浮かぶ?
熱したフライパンに水を入れるとプツプツ・・・って小さな丸が沢山できて、やがて水はなくなってしまう。
「あなたにしたキスはもう乾い」てしまったときの感覚を、フライパンの水が蒸発する時みたいに綺麗だと、こう表現するんですaikoさんは。本当すごい。

蒸発する水が弾けている情景を「小さなマイナスは破裂する」って、しちゃうんです。
「あなた」のことを愛しているパワーってこんなに大きいんだよってことなのかな。

1曲目でこんなにお話してしまった・・・予想を超えました。

次回、「aikoを語る」シリーズでは、2曲目からいきます!楽しみましょう。あぁ、楽しい。

素敵なお写真はrindatruth529さんより。ありがとうございます。




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