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M列とその後方の人に謝りたい。それだけの投稿。

昨日はファーストデーで、映画が通常料金よりも安くみられる。

ということで、私も映画館に行ってきた。

映画館、久しぶり。

恐らく、去年の12月に僕のヒーローアカデミア、通称「ヒロアカ」の映画を見に行ったきりだ。2回、見に行った。大好きなので。ヒロアカ。轟くん推しなので。

約10ヶ月ぶりに映画館に足を運んだ私は、「映画をみる」までに、3回、凹むことがあった。

久しぶりに映画館で見る映画にワクワクして家を出てから映画が上映されるまでの30分間で、3回も凹むことがあるとは。とほほ、としか言いようがない。

映画館は近所にあり、遅くとも上映開始30分前に家を出れば間に合う計算だ。

しかし、朝、子どもの世話をしたりなんやかんやしてたら結局ギリギリの時間に家を出ることになった。まあ、これでも良い。間に合う。端っこの席を既に取ってあるし。

久しぶりにかぐ朝9時前の空気。こんなに冷たくなってるんだ。薄手のコートを着てきたけど、首元がひんやりする。ストールが必要だったかもしれない。寒さも私の足を急かしてくる。

最寄り駅までは数分。駅前で信号を待っていたら、私が乗るホームに電車が間もなく到着するアナウンスが聞こえた。

ん?

最寄り駅は、いつも10分おきに電車がくる。私の計算では、あと2~3分は余裕があった。

胸が少しざわついたが、自分が妊娠中であることと、朝から走りたくないなぁという気持ちで、その電車は見送ることにした。どうせ10分後には電車がくる。映画館に到着したらきっと予告は始まっているけれど、本編には間に合うはずだ。(私は本当は予告から見るのが好きだが。まあでも端っこの席だし。←大事。)

なのに、電車が14分、来なかった。

しくった。この電車、休日の9時前は、14~17分間隔でくるんだった。

これ、電車が到着してから映画館までダッシュするパターンじゃん。
走りたくないと言って電車を見送ったのに、結局急がなきゃいけない・・・
予告の終盤あたりで入場するパターンかもしれない。周りの人、ごめんなさい。

こんなことならさっきの電車に乗れば良かったよ。

―――――凹んだことその①。

数分電車に揺られ、早歩きで映画館に向かう。

赤信号にひっかかる。

そわそわしていると、同じく信号を待っている小学校低学年くらいの女の子が、緑と黒の市松模様のマスクをしているのが見えた。バックには、キャラクターのキーホルダーもついている。ああ、この子も好きなんだなぁ、私もこれから見に行くんだよ、楽しみなんだ、と心のなかで呟く。

そしたら、その女の子、隣にいるお母さんに、

「ねえ、なんで○○だったのー?」

と尋ねるという、映画の最大のネタバレをしでかした。

おいおい、待ってくれよ・・・

私は原作を読んでおらず、映画を先に見た夫にもネタバレしないでと散々お願いし、ネットの情報もできる限り排除し、事の結末を何も知らない状態で映画を見ようと思っていたのに・・・

ここにきて、ネタバレ・・・??

ごめん、女の子。君に悪気はないのはわかってるし、小さな子どもが「外でネタバレしちゃダメ」を理解するのは難しいだろう。私は大人だから、それを受け入れる。

けれど、けれどけれど・・・

凹むよ。最大限に凹むよ。

ここで君に出会ってしまった自分の運の悪さに。

―――――凹んだことその②。

電車が予定より遅れて到着したこと、これから見る映画のネタバレを聞いてしまったことで、しょんぼりしながら映画館に到着。案の定、予告が始まってしまった。(予告の途中で入場するの、ものすごく罪悪感がある。本当にごめんなさい。)

ここから、最後の凹み③がやってくる。

私はネットで端っこの席を予約していたのだが、そこはスクリーンを横切った端っこだった。入場口とは反対側の端っこ。

私、今でも自分がどうしてその行動をしたのかわからないのだけれど、なんと、入場口側の端から既に座っているお客さんたちの足をまたいで、自分の席まで行ってしまった。

何度もいう。私は、端っこの席を予約済だ。

なのに、逆の端の席から自分の席に向かうとは、何事か。

私が予約したM列は私を含め23席があり、私は予告の途中に22席分をまたいだことになる。

ああああ、本当に、M列の方、ごめんなさい。

そしてN列より後方の人、ほとんどの人が思っただろう。

「そこに座るんかい!」

と。

本当に、なぜ自分がそうしたのか、未だにわからない。

ただ、入場して、あまりの人の多さに恐れおののいたのと、入場口と逆の端に通路が見えなかったことが、私をそうさせたと思う。
普段、入場口側の端の席しか座ったことのない私は、「ああ、このスクリーンは、入場口側にしか通路がないのか・・・・」と心の中で呟きながら、M列をまたいでいった。

そして、自分の席に着いたら隣に通路があって、びっくりしたよね。

凹んだ。

私、何やってるんだろうと。

M列のお客さんと、N列より後方のお客さんに、ものすごい迷惑をかけてしまった。

本当に本当に、ごめんなさい。

誰か、昨日の9時30分上映開始の鬼滅の刃で、M列かN列より後方に座っていた方がこのnoteを見ていないだろうか。

全力で謝らせてください。

自分でもよくわからない行動でした。

平謝りです。

・・・こうやって皆さまにご迷惑をかけておいて言うのもなんですが・・・・

映画を見る直前にネタバレを聞いてショックだったけれど、それでも、映画はとても良かった。涙と鼻水が止まらなかった。ハンカチ大きめの持っていて良かった。見て良かった。

私、自分の人生で「自分がなぜこうしたのかわかららない」という場面が数々あって。

今回の映画で逆の端から端までお客さんをまたいでしまったのもそうだけど、学生のころの部活や、その後の仕事でも、そうだった。

「なんでこうしたんだ!」と怒られたり、自分で「私はどうしてこんなことをしたんだろう?」と思っても、その原因がわからない。

普段と違ったり想像と異なるとパニックになるというか、頭の中の場面が急に切り替わるというか、突拍子もないアイデアが突然浮かんでくるというか、多くの人がしないような考え方をしてしまう。

(数年前、これに真剣に悩んで発達障害支援センターで相談したこともある。)

多分、傍から見たら私は「おかしな人」なんだと思う。

「なんか私また突拍子もないことしちゃったー」って笑って生きていける日がくると楽になれるんだろうなと思うけれど、私にはどうもそれができないみたい。自分の行動に凹み、落ち込む。

まあ私のことはどうでもいい。

このnoteで伝えたかったことは、昨日の映画館での自分の行動の謝罪。

この場を借りて謝らせてください。
予告中にみなさんの足をまたいですみませんでした。

追記。

昨日は鬼滅とヴァイオレット・エヴァ―ガーデンを見ました。
どちらも涙出まくりでした。
ヴァイオレットでも同じく入場口側と逆の端っこの席を取ってましたが、ちゃんと自分の横の通路を通って席に着けました。

映画、見れて良かった。

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