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災い転じて福となす

前回からの続きですが、2019年に1型糖尿病のコントロールが難しく3人のワンオペ子育てが回らなくなった私は、夫からも勧められ中学生の上の子以外下の子2人を連れて日本の実家に短期滞在することになりました。

2020年にコロナでオーストラリアが早々と鎖国。この時帰国便を持っていたのですがキャンセルになりました。なんとその後3回、合計4回キャンセルされることになります。絶望が続き、夫や長男にいつ会えるようになるのかとハラハラする日々を送ったのもいまでは思い出です。

久しぶりに一緒に暮らせる両親や、祖母、兄弟にも会えて嬉しかったです。日本のお医者さんに色々質問させてもらったり日本語でコミュニケーションできるのも嬉しい。おかげさまで落ち着いてきて、近所の英会話スクールで働けることになりました。

そしてその英会話スクールで働くために卒業証明書が必要で、卒業したエアライン系の専門学校に行ったところ、そこでも英会話の先生を募集しているということで応募してそちらでも働けることになりました。びっくり。ありがたいお話でした。

この時まで英会話講師をやったことがなかったのですが、この専門学校の学院長の言葉がいつも「できるできないではない、やるかやらないかだ。」だったことを思い出し、やることにしました。おかげさまでどちらもシドニーに帰るまで2年以上させて頂きました。

そしてこの帰れなかった間に、関節リウマチを患っていた右足首が動かなくなったのですが、口コミで人気の東洋医学治療院を紹介してもらい、そこに通うことで半年で普通に歩けるようになりました。びっくりです。

リウマチ専門医ではステロイド注射や固定する器具でしか対応できないと言われていたので、自分の力で歩けるようになったのは本当に感動でした。実際これは、オーストラリアだったら治る道を探せなかったかもしれない。

いつ帰れるのか、いつ夫や上の子に会えるのかと悩んだ日もたくさんありましたが、日本の小学生ママ、中学生ママ、野球少年ママを体験できたり、子どもたちも保育園や学校の文化に触れられ日本語がたくさん伸びて良かったです。

シドニーに帰れなくなったことは災いでしたが、日本で得るものもたくさんあり、トータルで見ると行って良かったなと思えます。

2021年9月にオーストラリア政府の鎖国規制が少し緩くなりやっと帰れるようになった時、航空券は片道一人30万円!普通なら絶対買わない値段でしたが、飛行機の人数規制で1便12名のチケットが買える日があり購入。

ジャンボの機内に12人、機内の椅子は使い放題、キャビンクルーの皆様もとても優しかったです。

そして着いてからはすぐ家に帰れず、ホテル隔離になりました。14日間の記録に興味がある方はこちらからどうぞ。

毎食たくさん持ってきてくれるし、夫や友達からの物もデリバリーしてくれるし、こういう機会ではないと、シティの高層ホテルに2週間も泊まる機会がないので、記録して楽しんでいました。

レアではありますが、色々な経験ができて無事にまた家族一緒になれて良かったです。

そして帰ってきてまた仕事を探し、シティのデンタルクリニックの受付をやることになり忙しく過ごしました。

やっと落ち着いてきた昨年、以前から色々と助けてくれていた福岡のマヤ暦の祐子さんからマヤ暦をやったらいいと背中を押してもらい、勉強を始めました。

では次回はマヤ暦との出会いについて。

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