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瞑想の部屋で出会ったのは?

前回の神仏習合の時代の続きです。

その前の年に出た、ある問題を解決するために出てきたヒントはなんと真言宗のお寺でした。叔母が友人に勧められたサイキックの方がここは本物と教えてくれた自分が修行されているお寺です。

教会の問題をお寺で解決?なんて思いながらも素直で行動力のある叔母は早速お寺に電話をし行く日を決め行ってみました。さすが早い。

九州・福岡県の行橋にある正覚院と言うお寺でした。ここは代々霊媒の住職がいらっしゃるそうです。厄払いや修行の場所としても有名と聞いたので叔母がドキドキしながら行ってみると、気さくな住職が色々と話を聞いてくれてほっとしたそうです。

そして当時の問題解決のための話が終わったと思ったときうちの宗教の話など何1つしていないのに、突然住職が宗教についてのお話を始められたそうです。

「神道だからとか仏教だとかわけている時代ではないのです。昔は1つだったのだから・・・」

などとやんわりとお話されました。叔母も聞きながら納得しつつも、なぜそんなお話をしてくれるのだろうと不思議に思っていたら突然住職が

「ちょっと聞いてみようか?」

と、軽く仰り冥想の部屋に叔母を案内しました。この時点で、叔母の頭の中は「?」でいっぱい。なぜなぜ?誰に聞くの?何を聞くの? 密教のお経がびっしりと壁に書かれた奥の部屋へ通されます。

何もうちの実家の話もしていないのに、宗教の話をしたうえで聞いてみようという住職。叔母も「?」ばかりが頭に浮かびながら、きっと意味があるのだろうと言われたとおりに一緒に行った叔母の娘、私の従姉妹と共に座ります。

そして住職がお経を読み始めると、叔母の身体が揺れ始めたそうです。あのテレビなどで霊媒師さんに誰かが入ったときなどに揺れ始める感じです。勝手に動かされる感じなので叔母も心の中ではびっくり。そこで、住職が質問を始めたそうです。

「実家の教会を続けてほしいのですか?」

叔母の身体は大きくうなずくように前後に揺れます。そんな話ひとつもしていないのに。住職は何も聞かなくてもうちの教会のことをうちのご先祖から聞いていたのかも。全てわかっているようで、関連する質問が繰り返されます。

実はこの時期、教会は信者さんも高齢で少なくなってきたので、誰も継がないならば止めるのもしょうがないのではと言う話も出てきていた時だったようです。

実際そうやって神道系の小さな教会がなくなったケースも他にあると聞いてます。あーやっぱり続けてほしいんだと揺れながらも実感した叔母ですが、相変わらず何かの力で大きく揺らされるばかり。一体私を動かしてるのは誰なんだろうと思っていたところ、住職からの質問。

「あなたは厳しい方ですか?」

驚くばかりに激しく前後に揺れる叔母。住職は静かに

「不動明王様だね」

と、おっしゃったそうです。この真言宗で奉っている不動明王様や如来様などたくさんの像があるのですが、一番厳しいといえばやはり不動明王様。

「この者を助けて下さいますか」

また大きく前後に揺れたそうです。おおお、不動明王様がなぜか私達と教会を助けてくださるとおっしゃっている・・と叔母も不思議に思いながら、そのセッション(?)を終わりました。

これは私も後に受けるのですが本当に不思議!

そして違う場所を見学しながら最初の場所に戻ろうとしたときに不動明王像や如来像がたくさんある場所を通りました。そのときなぜか気になるカラフルでめちゃめちゃ怖い顔の不動明王像を見つけ叔母は釘付けになってしまったそうです。

神道の教会で育ち、もちろん仏像なども一度も買ったことがない叔母ですが、そのとき住職に「あ、それほしい?」と聞かれて即答で「ほしいです」と答えた自分に驚きました。

優しく気さくな住職は「これは高いよ」とも言ってくれたのですが叔母の気持ちは変わらずその場で注文することに。新しく作ってもらうので時間がかかるとのことでした。

うちにきて教会・家族を守ってくださるのか・・と考えていたところ、住職が『おたずね石』にきいてみると良いと、大きな水晶に案内してくださいました。

この石は、お願いをして叶うのならば重くなってください、軽くなってくださいと聞いてみるとその通り重くなったり軽くなったりして教えてくれる不思議な石です。

早速、教会・家族を守ってくださるのかと聞いたところ、重くなってくださいと聞いたら重くなって、軽くなってくださいと聞くと軽くなる。

これはと叔母は確信を持ったのでした。

おたずね石に関しても正覚院のサイトで紹介されたテレビ番組を見ることができます。気になる方はどうぞチェックしてみてください。厄除けでも有名だそうです。

正覚院

http://www.shokakuin.com/

住職に、明治時代までお寺と神社は同じ場所にあったのに政治によりわけられてしまっただけなので、神道の教会だから、真言宗だからという区切りでわけるのではなく今こそ良いもの信じられるものを取り入れて、みんなでよくなっていければいいのではと言うお話をして頂きました。

叔母はもちろん、後で聞いた私も非常に納得する結果になりました。

住職はやっぱり全てお見通しのようです。神仏習合の時代なんですね。

正覚院での護摩焚き

火の形がこれまた不思議でした。また行きたい護摩焚きです。浄化半端ない。

その後、正覚院の住職のお兄様の奥様が住職の福岡・糸島にある大師寺にご縁があり、シドニーでお経の会を3回開催させてもらったりつながっています。

次回は不動明王様とうちの教会ともつながりの発見を書きますね。

※私の別スピリチュアルブログ(オーストラリアで気づいたこと、好きな事 )から加筆・編集しています。

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