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【Book】これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本(要約とレビュー)

心が優しく、人の痛みに寄り添える才能がある人

繊細さんについて

繊細さん(HSP)とは何なのか。本に書いてあったことをまとめます。

合わない職場や人間関係の中にいると、繊細でない人よりもストレスを感じやすく、他の人よりも疲れやすい。

書類を見た時にパッと間違いに気づくのは、繊細さんにとって当然の事。

この繊細な気質は、仕事に活かせる面がたくさんある。具体的には、深く考えられるので、効率的なやり方を編み出せたり、相手のニーズを汲み取って、あらかじめ必要な情報を用意することができる。

こういった特徴がある繊細さんにとって、「だいたい自分に合っている」と感じる職場にいることが大切。また、こまめに休憩を取ったり、「これ以上は仕事を引き受けられない」と上司に相談することも大事。

このように、繊細さんは一見マイナスなイメージに見られがちですが、全然そんなことはありません。

大切なのは、この気質を活かせる環境に行くこと。求められた場所に身を置くことで、繊細という芽を咲かせることができると思います。

繊細さんの素敵なところ

よく気づき、深く考える性質のおかげで、相手の気持ちに寄り添った対応ができたり、ミスを未然に防ぐことができる。
表情のコントロールや、相手の言葉をどこまで待つのか、といった間合いの取り方もできる。

長所はたくさんあります。突発的な対応ではなく、深く考えることが活きる環境に行きたいですね。

繊細さんの性質

スマホやパソコンを見ている間中、頭と身体の経験が一致しない状態が続いていて、結構な負担になる。こうしたときに、料理や裁縫などの手仕事をすると、頭と身体が一致して、感覚が戻ってくる。これらの日常行為に心を込めて取り組むことで、感覚が戻りやすい。

ぼく自身もこの本のこの文章をみてハッとしました。
画面を見た後は手を動かすことをして、普段の感覚を戻すようにします。

繊細さんのライフハック

自分に合わない環境で努力するのではなくて、会う場所に移動することに頑張った方がいい。

「ほんとにそれ!」これには大共感です。
繊細さんを受け入れてくれる、優しい世界に飛び込んでみよう。

繊細さんが自分らしく生きるには

「これだ」と思えるものに行き着くには、本音を見分けるスキルが必要。大きな決断にいきなり挑むのではなく、「お茶にしようか、コーヒーにしようか。今の気分がどっちかな」といった具合に、小さなところから、今の自分にフィットするものを選んでいくといい。そうすることで本音がわかるようになる。
繊細さんだからこそたくさんのことができる。人の話を聞いてちょっとでも違う切り口でそれを分析できたり、漫画を読んでも「あれ?この主人公って実はこんな別の側面を持ってるんじゃないか」と思いついたり。

「まずはちょっとずつ、自分の『好き』を選択していくことで、繊細さんが心地のいい環境に行けるようになる」と著者の武田友紀さんは言います。

繊細さんが「好き」を追求して心から受け入れてくれる環境に進むことができたら、ものすごいパワーを発揮すると思います。

まとめ

ここまで「これって本当に『繊細さん』?と思ったら読む本」についてまとめてきました。

繊細さんは細かいことに気づいたり、人の痛みに寄り添ったり、優しく人の話を聞けたりなど、良いところがたくさんあります。

もっとHSPについて広く認知され、穏やかで繊細な心を持った人たちが伸び伸びと生きていける環境が増えていくことを祈っています。




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