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乳がんから1年 夏酒を楽しむ会

1年前の7月、8月の今頃は乳がんの検査をいろいろしていた頃。
どうなるのだろうかと不安でいっぱいだった。

(写真掲載許可)

夏酒たち

趣味でつながった友達と再会

この日は隅田川の花火があった土曜日。夕方になって乗った地下鉄はなんだか混んでいて浴衣の人がちらほらいた。

そうか、今夜は隅田川の花火の日なんだ。

帰りの電車はもっと混み合うのか心配だ。

もう少し早めに出て日本橋を散策したかったのに着いたのはあと30分ほど。

日本橋三越の周りだけをくるっとするくらいにした。

ライオン迫力がある
上を向いても素敵だ
日本橋三越本店
日本橋三越の新館ここで
開催される
お江戸日本橋


夜18時からの夏酒の会へ


ナツコ先生に会うことと久しぶりの友達と会うことにもドキドキしてしている。

病気になってから毎晩の晩酌から、炭酸水に変わり。時々しかお酒を飲まなくなっていた。

当然お酒に弱くなる。

夜の宴会も久しぶり、帰りはちゃんと酔わずに帰れるのか。
明日は二日酔いで後悔しないかと。

そんな心配をしながら会場に入る。

なだ万は大人の店


会場に着くとナツコ先生とハグ、旦那さんともちょいハグをしてもらう。

元気になって良かったね〜。この会に来てくれてうれしいわ。そんな声をかけてくれた。

私的にもふたりで会ったりしていて
ナツコ先生とは相思相愛、たぶん。

もうかれこれ、20年近くになる。

銀座にある薬膳料理教室の生徒どおしで出会う。

他の人もここで知り合った。
秋のワイナリーの大人の遠足や年末の豊洲にも一緒にいく仲間たち。

異業種、年齢もさまざま、食べること飲むことがが大好き。
そんな気のおけない人たちがいて季節ごとに楽しく過ごしている。

友達の友達はみな友達だの精神か。

よく食べるのにスマートな先生
ナツコ先生セレクト夏酒


料理はなだ万のコース料理をたっぷり3時間かけてゆっくりと夏酒を順に試していく。

ナツコ先生の説明を聞きながら一杯ずつ進んでいく。
明らかにそれぞれ違う味わい。料理の順番と日本酒の順番がぴったり合う。


みんなも久しぶりに話しをしていて見ているだけでも楽しくなる。

隣の席の友達は去年還暦だよ、会社には行っているけど週休3日勤務にしたんだ、体がすごく楽だよ。

逗子に住んでマリンスポーツを今もやっている。
だから元気そう、だんだんと健康話題が多くなる還暦過ぎの組。

反対の隣の席の人も友達、まだたぶん40代。昼間もブルワリーでビール飲み比べしてきたんだとかなりの酒豪。

でもいつもと違って水を飲んでいる。聞くとつい最近熱中症になって大変だった。

どんな時になったの?

と尋ねるとやはりそれは飲んでいる時。水を飲まずに飲み続けていたら
その症状になり病院へ。

やはりお酒には水と一緒じゃないとダメだわと今日は周りの人にも勧めるまで学習をしていた。

1年後にはここまで普通の暮らしに戻っていた

昨年8月に乳がんがわかり、9月に手術をして12月に放射線治療をした。

幸い抗がん剤の治療はどうするのか選べた。

選べるのはしあわせなことだ。

自分で考え、選択をすることは自己責任。

徹底的に治療がいいのか、元気な細胞はそのままにしたいのか。

悩み悩んで抗がん剤治療をしない事を選んだ。

だから今年の夏酒を楽しめた。

どちらが良いのかはわからない。今はこれで良いと思っている。

二次会も行っちゃった

いつも私たちのグループは会を終えた後のナツコ先生夫婦を待ち二次会の店に行く。

最初は夏酒の会が終わったらまっすぐ帰るつもりでいた。

お酒が入ってそんな気持ちもどこえやら。

そう、調子に乗る。

隅田川の花火の夜だったから、ちょうどまっすぐ帰ると花火帰りの人と時間が一緒だし。

帰り道

言い訳をしながら午前0時頃無事に家路に着く。

セーブしながら、水もたくさん飲みながらだったから、二日酔いもなく翌日も元気に余韻を愉しむ。

自分の会いたい人、したいことを優先しながら生きていくと強く思わせてくれた乳がん。

どう私は生きるのか、
考えるきっかけになった。

記念撮影


(写真掲載許可)

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