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『メモの魔力』から読み盗った3つのこと

みなさん、こんにちは。

今回は『メモの魔力』から読み盗りました。(「能動的な読書」を目指しておりますので、「読み盗(と)る」という少し刺激的な言葉を使わせてもらっています。)

本書の概要

タイトルからお察しのとおり「メモのメリット・効用」について書かれています。序章・終章を含め、全七章で構成されています。

序章 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
第一章 メモで日常をアイデアに変える
第二章 メモで思考を深める
第三章 メモで自分を知る
第四章 メモで夢をかなえる
第五章 メモは生き方である
終章 ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう。

目次 より

著者の前田裕二さんは、小学生の頃にご両親を亡くし、ギターの路上ライブで生計を立てるという過酷な日々を送りました。そのときから「どうすればお客さんが集まるのか」などの仮説をメモしていたそうです。また、就活のときには、自己分析用のメモをノート30冊以上書いたそうです。

このようなご自身のメモ体験が現在の立場(SHOWROOM社長)を築く土台となったのだろうと思います。


では、「メモの魔力」から読み盗った3つのことを書いていきます。

まず1つ目は

① これからの時代は「アジェンダ」の明確な人がGood

ということです。

アジェンダとは、自分のやりたいことや美意識のことです。詳しい部分を引用します。

コンサルタントの波頭亮さんと対談した際に、「お金を持っている人から順に豊か、という時代もあったかもしれないけれど、これからの時代は『アジェンダ』を持っている人が豊かになる。つまり、自分がやりたいことや、美意識が明確な順に豊か。お金がいくらあっても、やりたいことや美意識が明確でない人は、不幸になるかもしれないね」ということを言っていました。まさにその通りだと思います。

第三章 メモで自分を知る より

アジェンダ(自分のやりたいこと・美意識)が明確でない、まさに自分に言われているような気になりました。

しかし、アジェンダは明確にすることができる、徹底的な自己分析をメモすればいい、と前田さんは言っています。

アジェンダを明確にするために、本のおわりに自己分析1000問がリストアップされています。そして、ありがたいことにネットで無料公開してくださっています。

これからの時代は「アジェンダ」(自分のやりたいことや美意識)の明確な人がGood と読み取りました。

次に2つ目は

② 「なぜ自分はこう感じているのか?」が発言をわかりやすくする

ということです。

発信力や発言力を高めるには、言葉にすること(言語化)が鍵になると思います。

本の中では、言語化の第一歩は自分に「なぜ」を向けることだ、と説かれています。

例えば、ある勉強会に参加したAさんとBさん。勉強会を終えて、二人とも「なんだか勉強になったな。」と感じていました。

Aさんは、その満足感を味わっておしまい。
しかし、Bさんは「待てよ、なぜ自分は勉強になったと感じているんだ?」とさらに自分へ問いかけました。

もしもAさんとBさんが同一人物だったら、AさんよりBさんから話を聞いてみたい、と思うのが自然だと思います。

勉強会に限らず、本でも映画でも旅行でも、「なぜ自分はこう感じているのか?」の答えを話せる人って面白い気がします。

わかりやすく伝えるためには、「なぜ自分はこう感じているのか?」を考えることがポイント と読み取りました。


最後に3つ目は

③ 刺さる言葉のストックを増やして、深堀りしてみる

ことです。

「刺さる言葉自分の感性に引っかかる言葉)」はできる限りメモしてストックしましょう、と提案されています。

単純に「自分の感性に引っかかる言葉」を一つでも多く書き留めておくことをお勧めします。

第二章 メモで思考を深める より

「自分の感性に引っかかる言葉」は映画舞台看板お店の名前友人からの言葉などいろんなところにある。そして、それらの言葉を見つけたたら自分の心の動きを観察してみましょう、と説かれています。

刺さる言葉のストックを増やして、深掘りしてみること を読み盗りました。


まとめ

「メモの魔力」から読み取った3つのこと

① これからの時代は「アジェンダ(自分のやりたいことや美意識)」の明確な人がGood
② わかりやすく伝えるためには、「なぜ自分はこう感じているのか?」を考えることがポイント
刺さる言葉のストックを増やして、深掘りしてみること


この本は、学生の方にはもちろん、ビジネスパーソンの方にも、心からおすすめできる本です!

即効性はないかもしれませんが、メモをとる習慣や自分を分析することが、就活やビジネスの丈夫な基盤になるのではないかなと。

具体的なメモのとり方やノートの作り方など、「もっとメモの魔力を知りたい!」という方は、ぜひご高覧ください!


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
では、またです!


貴重なお時間をありがとうございます。よき時間となりますように。