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業務報告とぼやき〜その3〜

さて、本日もぼやきを続けます。

2021年夏、その頃はちょうど業務報告⑱を書いていた頃でしょうか。
進捗率はまだ30%に届かず、それでも黙々と日々のルーティン業務と並行して行っておりました。

そんなおり、10年ほど前に一緒の事業所で働いていた後輩が異動してまいりました。上司である課長はやらせることないから「電子化やらせれば」と言いました。
正直人手が多いに越したことはなく、ありがたい申し出でしたが、「経理の仕事をやらせるのではないのですか?」と聞いたところ「出来るわけないじゃん!」という鼻で笑うかのような言葉を聞いた時、ちょっと私の中にスッと冷めた感情が出てきました。

確かに経理は専門知識が必要だし、かといって全部はできなくても、教えればできる仕事もあるはず。なぜ、やってもいないのに決めつけてしまうのだろう…。
この時のことがしこりとなって私の心の中に刻まれて、このあと大きく肥大していくことになります。

この時は結局、別の経理女性の下につくことになり、その子も一生懸命経理の仕事をこなしているので、電子化については関わらずということになりました。

この頃からかモヤモヤとした気持ちを抱えつつも、何とか年末までにいいところまで行きたいが…と思っていましたが、それも叶わず、電子化は半分の進捗も待たずに新しい年を迎えました。

そして2022年を迎え、よし!今年こそ!という意気込みで電子化を進めて行きました。
一人をスキャンを手伝ってくれていた子も手が空いた時はスキャンをどんどん進めてくれました。
私はひたすらインデックスを入力してクラウド上にアップしていきます。
何とかスピードアップを図りつつも、この頃私の心中は穏やかではありませんでした。

そもそも、経理課にいて、経理の仕事をしないから軽んじられるのだろうか?経理の仕事ができないから、雑用をやらせておけとなったのだろうか?部長のいうことを守らなかったから、電子化について何も言われなくなったのか?
すでに、私の業務は誰にも見向きもされないものとなっていました。

「よくやるね」「大変だね」
そんな労いの言葉は経理ができない私への蔑みの言葉に聞こえ始めるのでした。
そんなネガティブな思いが原動力となり、私は今年中に何とか終わらせてやる!という話をかけて妙な意気込みになっていくのでした。

そして私の中では会社への不信感がますますいっぱいになっていきました。イライラすることが多くなり、もう全て投げ出して辞めてしまおうかと思いました。
ただ、これは私が何か仕事をと進言したことにより始まったもの。ある程度形にしなくては…という思いもあるのです。

「せめて、進言に対して応えて頂いた義理をある程度を果たそう。」
「顧客データの登録はせめて終わらせよう。終わらせたら、その時点で辞めてもいいことにしよう。」
「2025年までが現在のシステムのサービスの上限、その後のこともある程度道筋を立てておこう。」

そうなんです。なんと、このシステムが2025年をもって日本から撤退することになりサービス終了を言われたのです。
システム会社からはサービス終了に伴い、お客様のデータを別のシステムに移行するための後ろ向きな開発をしているということでした。DXと世間が騒いでいるにも関わらず撤退を決めたとのことで、そのシステムの営業さんも憤慨しているのでした。

もしかしたら全て水の泡かもしれません。消えてなくなるだけの仕事だった。
ただ、例えがデータが全部なくなったとて、課の誰も困りはしない。
(一部の人は少し困るかもしれないけれども)

そんな色んな思いを抱えて2022年は終わっていきました。

その4へ続く


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