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ちょびっとの悲劇
2021年7月16日 01:55
僕と君は病院で出会った。まだまだ僕らが小学校の低学年だった頃。その頃の僕は頭がハッピーというか妄想力が屈強というか、そんな感じで精神科医に通っていた。まったく、妖精が見えるくらいでうちの親は騒ぎすぎだ。そんなことは置いといて、彼女は盲腸で病院に入院していた。偶然話す機会があって、二人が同学年で同じ学校どころか本当に近所に住んでいることがわかった。それからは二人は親友のようだった。