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67.メンタルの不調は風邪と同じ


自己啓発本が好きな人への世の中の偏見



「何の本が好き?」と聞かれて、「自己啓発本が好きです!」と返した。


すると、「自己啓発本が好きってあんまり堂々と言う人おらん(笑)」と言われ、モヤモヤした違和感を感じた。


そこでこの感情の正体を深掘ってみると、

自己啓発本を読む人=メンタルが弱い=恥ずかしいこと、隠すべきこと


という偏見が、自分が思っているよりも根付いていることに対しての違和感だとわかった。


私は個人的に、心の不調は風邪などと同じ病気の一種であり、隠すべきものではないと思う。


風邪をひいたとき、「風邪をひくなんて、人間としてダメなんだ」と思う人はあまりいない。

一方、メンタルが弱いor不調だと、「他の人は頑張ってるのに私だけ頑張れないのは人間としてダメなんだ」という発想になりがちな気がしている。



メンタルの不調は、「その人の我慢力がないから。弱いから」ではない


風邪などと同じで誰でも罹りうるもの。
そして一種の病気だから、無理に隠したり「自分は弱いからダメだ」となる必要はない。 


BTSのSUGAさんがきっかけ



私は見た目がショートカットで身長が高いこともあり、細かいことは気にせずサバサバしている人というレッテルを貼られがち。

だけど、実際は他人の何気ない一言にすぐ傷付くし、落ち込む時はとことん落ち込む。


今だから言えるが、そんな繊細な自分を「ダメな人間」と責めたことも過去にあった。

「世の中には他人のネガティブな言葉をポジティブに変えて、メンタルの安定を保つ努力をしている人がいるのに」と。


でも、大好きなBTSのSUGAさんのインタビュー記事で、

「(男は強くあるべきだというイメージがありますが)コンディションって常に変わり続けるものじゃないですか。“弱い人間だ”と思われたくない一心で、弱っていても強がってしまう。特にメンタルが弱っているときは、体が弱っている時よりも、周りに言いにくかったり外に出しずらかったりしますよね。社会全体的に、メンタルヘルスに対する理解を深めるべきだと思うんです」


の部分を読み、「メンタルが弱っていることは本来は恥ずかしいことでも隠すことでもないんだ」と初めて知った。


このSUGAさんの記事がなければ、冒頭の「自己啓発本が好きってあんまり堂々と言う人おらん(笑)」に対して違和感を抱くことはなかったと思う。




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