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“家事代行”からの分離、その先の未来


最近、ずっと考えていた。

“家事代行”というこの仕事のことが大好きなはずなのに、今までと同じように考え、受け止めることができなくなってしまったのはどうしてなんだろう。その原因は確実に、“家事代行”ではなく私の内側にあることだけは分かっていて。確実に、変わってしまったのは私の方で。

私の中で“家事代行”というこの存在が、何か違う概念へと変化しようとしていたこと、それを見ないふり・気づかないふりをして見過ごそうとすること、それがもう限界に達するくらい、私の中の何かが変化していたこと。それらの原因が考えても考えても分からずの一方で、正直、ずっと苦しかった。何故なら、このように変わってしまうことは、悪いことだと思っていたから。

何なのだろう、このモヤモヤは。
家事代行というこの仕事の社会的意義や、取り組む目的、支えたい人、力になりたい人、守りたい人たち。そうした、理念の部分は何も変わらない。

NPOを立てたら満足した?ううん、むしろ野望は大きく膨らむばかりで逆に困っている。志高いメンバーも集まり、皆と組織を作ってこれからもっとこの活動を盛り上げていきたいと、ずっと強く思っている。

でも、私の中の何かが、今までとは違う。だから、変わってしまったのは私の方だと分かっていたのだ。何でだ。どうしてだ。

そんなことを考えていたら、他の仕事も手につかず、考えども考えども何も分からず、本を読んで、内省し、また本を読んでは内省し、しかし掴めそうで掴めない。

大体見つめる鍋が煮えないときに取組む対策は、大体以下のどれかで。

・アニメを観て現実逃避をする
(スポコン系を観てモチベを上げる)

・先人の著書を読む
(他人の人生を学んでモチベを上げる)

・映画を観る
(抽象的な学びの要素を抽出して内省に活かす)

・日向ぼっこをする
(ひたすら時間を溶かす)

普段はここら辺に徹すれば、大体机へ向かえるようになるのだが、今回はそうも行かなかった。そうなると、手につかない他の仕事に対しての焦りもやってくる。計画が。納期が。アイデンティティクライシス。焦りばかりが募り、悪循環な毎日。
7月末頃から本格的にこの「私の中における“家事代行”の変化」に着目し始め、8月末で一旦区切りをつけたいと思っていたから、夏の終わりが近づくにつれてさらに焦った。

毎週1回1時間、フランスへ留学しているNPOの2番手と経営進捗MTGを実施している。煮詰まりに煮詰まっている結果を、私が家事代行を始めた当初から応援してくれていた彼女に包み隠さず伝えてみたところ、一瞬で答えが返ってきた。

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