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アーティストのファンコミュニティとプラットフォーマーの共進化!

株式会社CAMPFIREで『CAMPFIREコミュニティ』というサービスを運営しているCommunity部 部長の宇塚博之さんをお迎えしてPodcastでインタビューさせていただきました。この記事はその書き起こしです。コミュニティ運営のヒントがつまったインタビューをぜひご覧ください!




AIによるインタビュー内容まとめ

アーティストのファンコミュニティは従来のファンクラブよりもファンエンゲージメントが高く、ファン同士のつながりやアーティストとの双方向のやり取りが特徴だそうです。ファンコミュニティを通じてアーティストとファンがWin-Winな関係を築くことができるのが理想だと語っていました。

また、CAMPFIREコミュニティは特定ジャンルに特化せず、多様なコミュニティを受け入れているのが特徴とのこと。YouTubeなどで活動する人がコミュニティ作りのためにCAMPFIREを活用するケースが多いそうです。今後は、ユーザーとのコミュニケーションを大切にし、愛されるサービスを目指していくとのお話でした。コミュニティ市場の拡大とWeb3の潮流にも注目し、新たな可能性を模索していく方針だそうです。

ファンコミュニティの可能性やCAMPFIREコミュニティというプラットフォーマーの方向性について理解を深めることができる対談となりました。

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左:黒田悠介 右:宇塚博之さん


AIによるインタビュー書き起こし

黒田悠介(以下、黒田):今回はコミュニティ探訪というシリーズで、株式会社CAMPFIREのCommunity部 部長の宇塚博之さんをお迎えして収録させていただきます。今日はよろしくお願いします。

宇塚博之(以下、宇塚):よろしくお願いいたします。

黒田:宇塚さんとの出会いは、CAMPFIREコミュニティで私が議論メシというコミュニティを立ち上げたときですね。非常にお世話になった方で、宇塚さんなくして議論メシは立ち上げられなかっただろうという風に思っております。

宇塚:そんなことはないと思うんですけれども。ありがとうございます。

黒田:まず、まだ宇塚さんのことやCAMPFIREコミュニティのことをご存じない方もリスナーの中にいるかもしれないので、少し自己紹介していただけますか。

宇塚:はい。改めまして、株式会社CAMPFIREでCAMPFIREコミュニティという月額制のサブスクリプション型コミュニティサービスを運営している宇塚と申します。

経歴としては、2018年9月にCAMPFIREのコミュニティ部門のセールスとして入社し、黒田さんの議論メシの立ち上げなどに関わらせていただきました。元々音楽業界やエンターテイメント業界にいた期間が長かったので、アーティストさんやクリエイターさんのコミュニティ支援をすることが多かったですね。

その後、クラウドファンディング部門のエンターテインメント責任者として異動し、去年の10月からはCAMPFIREコミュニティの責任者も兼任しています。

黒田:元々ギタリストとしても活動されていて、エンタメ領域に強い方だと思っていました。最近はアーティストの方のファンコミュニティを作る方法論が確立されてきたのかなと思うんですが、アーティストならではのコミュニティの面白さや難しさってどんなところがありますか。

宇塚:従来のファンクラブは一方通行的で、チケットが優先的に取れるから入るのが圧倒的動機だったりしましたが、最近のファンコミュニティだとアーティストの近くで発信に触れられたり、ファン同士でつながれる機会があるアーティストもいます。従来よりファンエンゲージメントが高められるコミュニティを形成できるのが1つのポイントだと思います。

黒田:身近な人にk-popのファンがいますが、アーティストの誕生日を自ら祝ったり、ファン同士で集まって繋がったりしていて、自分たちの費用で広告を出してお祝いしたりもしています。これは高いファンエンゲージメントの状態と言えるんでしょうか。

宇塚:まさにそうです。応援広告のサービスもCAMPFIRE内にあったりして、クラウドファンディングで皆でお金を出し合って広告を出すこともできます。やはり好き同士で繋がるのは大きいエンゲージメントだと思っています。

黒田:なるほど。それ以外にアーティストのファンコミュニティで面白い事例などはありますか。

宇塚:本当に特別な例ですが、あるアーティストのコミュニティで、郊外に畑を借りてファンの人が順番に畑の面倒を見に行き、収穫時期にはアーティストとファンみんなでオフ会をやったことがありました。それは極端な例ですが、従来のファンクラブではできないようなファンエンゲージメントの高い活動ですね。

黒田:面白いですね。ファンが作る新しいムーブメントはアーティストにとっても価値になりそうです。 ファンクラブ自体が、アーティストにとってどういう重要性を持つのか気になるところです。

宇塚:ファンクラブよりもコミュニティの方が、さらにエンゲージメントの高いファン層だと思います。例えば価格設定を段階的にして、高めの層にはより深いニーズを汲み取ってお返しすることで、アーティストにより強い想いを持ってもらえる。そういったファンとアーティストがWin-Winな関係を作れるのは大きいですね。

黒田:なるほど。アーティストとファンのエンゲージメントという点で、アーティストが一番気をつけていることは何だと思いますか。良い作品を作り続けることが重要なのは間違いないと思いますが。

宇塚:そうですね、アーティストとファンの距離感は難しさがあります。近すぎてもお友達になっちゃうのは違いますからね。本質的にファンの方はクリエイターがクリエイターでい続けてくれることが一番幸せだと思うので、そのためにお金を払って応援しているんだと思います。クリエイターはクリエイティブな方に全力を注ぎつつ、支えてくれるファンへは彼らが求めているものを返していくのが理想だと考えています。

黒田:そうですよね。コミュニティをやることがアーティスト活動のコストになるのではなく、より活動に専念しやすくなったり、多くの人に届きやすくなる効果があるからこそやる価値があるんですよね。うまくコミュニティを活用できる方が、アーティストとしても成功していくのかもしれません。

宇塚:おっしゃる通りだと思います。

黒田:続いて、CAMPFIREコミュニティ全般の話をお聞きしたいと思います。現在のCAMPFIREコミュニティはどのように使われているのでしょうか。最近の動向について教えていただけますか。

宇塚:CAMPFIREコミュニティの大前提として、特定の分野に特化していないというのがあります。他社さんでは例えばガジェットに特化していたり、社会貢献に特化していたりする中で、CAMPFIREは誰にでも門戸を開いているんです。音楽やクリエイター、占いなど特化型が多い中で、うちは誰でも受け入れるのが特徴ですね。

現在も毎月何十件というコミュニティが立ち上がっていて、本当にバラバラです。最近だと、カメラのコミュニティや占いのコミュニティなど、大きなコミュニティも出てきました。共通しているのは、YouTubeなどの動画プラットフォームで活動されている方が、その先のコミュニティ作りとしてうちのサービスを使っていただいているケースが多いですね。

黒田:なるほど。YouTubeだと一方通行のコミュニケーションになりやすいので、双方向でやっていくためにコミュニティを活用するんですね。

宇塚:そうですね。ピラミッド型で言うと、YouTubeの視聴者層の中でもさらに上位の層をコミュニティ化するために、CAMPFIREコミュニティを選んでいただいているイメージです。

黒田:具体的な事例は出しづらいかもしれませんが、コミュニティが盛り上がりそうだとか、意外と伸びないだろうなというのは、立ち上げ時に予想できたりしますか。

宇塚:いろんなコミュニティが立ち上がるので、予想外に伸びるものもあれば、盛り上がると思っていたのにそうでなかったものもありますね。ただ、ある程度の予想はつきます。

事前にSNSやYouTubeの活動を見ていると、フォロワー数だけでなくエンゲージメントの高さが分かります。フォロワーが多くてもいいねが少なかったり、再生数が伸びていなかったり、コメントが少ないとちょっと厳しそうだなと。逆にフォロワー数はそれほど多くなくても、1人1人のエンゲージメントが高いとコミュニティもうまくいきそうだと感じます。

黒田:なるほど。コミュニティの成功法則とまでは言えないにしろ、その辺りの感覚は掴めてきているんですね。 CAMPFIREコミュニティを色んな分野のコミュニティが使っている中で、コミュニティ全体の傾向として最近お感じになっていることはありますか。また、今後CAMPFIREコミュニティをどのような方向に発展させていきたいとお考えでしょうか。

宇塚:プラットフォーマーとしては、ユーザーに愛されるサービスにしていきたいと考えています。サブスクリプション型のサービスは特にユーザーに愛されてなんぼだと思うんです。そのためには、まずはコミュニティオーナーさんに愛される必要がありますし、そのオーナーさんについてきてくれるメンバーさんたちにも愛されないといけない。

実は、CAMPFIREコミュニティは日々様々な機能のアップデートを行なっているんですが、それが全然アピールできていないんですよね。プラットフォーマーとしては、ただ機能を提供しているだけでなく、オーナーさんやメンバーさんとのコミュニケーションがとても大事だと最近強く感じています。もっとオーナーさんに積極的に働きかけて、愛されるサービスを作り上げていきたいですね。

単にお金の流れだけを仲介しているように見えがちですが、そうではなくて運営には人間がいるんだということを理解していただき、安心して使っていただけるようにしていきたいです。

黒田:機能的な面では、オーナーさんがもっと自由に設定をカスタマイズできるようにしていくんですね。 プラットフォームを選ぶ際の判断材料として、継続性や信頼性というのは重要だと感じます。突然サービス終了なんてことにはならないだろうという安心感は必要ですよね。

宇塚:そう言っていただけると本当に嬉しいです。自前でコミュニティを作るのとプラットフォームを使うのとでは、専門家ほどプラットフォームを使うと答える傾向があると思うんです。プラットフォームを使えば簡単かつ安全にコミュニティを運営できるメリットは大きいですからね。

黒田:確かに。プラットフォームの継続性という意味では、選ぶ際に運営会社の誠実さも重要な判断材料になりそうですね。 これからますますコミュニティの需要は高まっていくと思いますが、その中でCAMPFIREコミュニティにはどのような展望をお持ちですか。

宇塚:コミュニティはまだまだ増え続けると思っています。新しいコミュニティサービスも次々と出てきていますし、市場としてはどんどん伸びていくでしょう。その中でプラットフォーマーとしての競争は激しくなると思うので、我々も頑張っていかなければなりません。

あとはWeb3の潮流をどう取り込んでいくかというのも課題だと捉えています。実はCAMPFIREは昨年、Web3をベースにしたコミュニティサービスを作る子会社を立ち上げたんです。詳細はまだお話しできませんが、従来のオンラインコミュニティとは違った可能性を感じていて、そういった動きにも注目していきたいですね。

黒田:なるほど。ファンコミュニティなどでも、独自のトークンを発行して会員限定の特典を提供したり、トークンを通じてアーティストの創作活動に関与できるようになるかもしれませんね。ファンがアーティストの成長に伴ってインセンティブを共有できる可能性もあります。非常に興味深いので、ぜひ続報を待ちたいと思います。

最後に、CAMPFIREコミュニティを通じてコミュニティ作りをしたいと考えている方に向けてメッセージをいただけますでしょうか。

宇塚:コミュニティを立ち上げる際は、専任の担当者が付いて様々なサポートやアドバイスをさせていただきます。定期的に説明会なども開催していますし、TwitterやFacebookのCAMPFIREコミュニティ公式アカウントでも情報発信しているので、ぜひチェックしてみてください。直接お問い合わせいただければ、担当者から詳しくご案内いたします。

ジャンルを問わずオープンなプラットフォームなので、規模の大小に関わらず様々なコミュニティを歓迎しています。5人でも10人でも、集まってその輪の中で幸せを感じられるのであれば、それは素晴らしいコミュニティだと考えています。どんなコミュニティでも大歓迎ですので、ぜひ一度ご相談ください。

黒田:今日は素晴らしいお話をありがとうございました。

宇塚:ありがとうございました。


このインタビューについて詳細が気になる方や、コミューンコミュニティラボとの共同研究にご興味のある方は以下のサイトからお気軽にどうぞ。

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