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犯人探しの癖⭐︎問題が起きたことに責任を取るべき人がいる、と思考が働くとき


問題が起きたとき、
その問題に対して誰か責任を取るべき人がいる、
と思考が働くことがありませんか?

犯人探しをするように。


その犯人探しをしてしまうことも、思考のクセの一つ。

そして、刷り込まれた思考のクセの一つ、かもしれないのです。


たとえば、
こんな以下の例を考えてみたい。

・不登校の子が登校できないのは、親の関わり方が良くないから。

・うつや統合失調症になるのは、本人が甘えている、怠けているから。

ということを耳にしたりします。

→問題に対して誰か責任を取るべき人がいて、
その責任を取るべき人が原因でおきている、
と考えることで、問題解決をしようとする。
(これは、内在化。というそう)


反対に、
外在化すると考えると、

人間が問題と考えるのではなく、
問題が問題である。
と考える。

問題と人間を切り離して考える。

たとえば、
上の例に当てはめてみるとすると、

・不登校の子が登校できないのは、物理的なこと、環境などに問題があるのかもしれない。
と考えてみると、
保護者、先生という、人から問題を離し、視野を広げて言葉に表すことができない子供の思いや環境を考えることができる。

・うつや統合失調症が存在することが問題と、とらえてみると、
どんな改善策、治療法、完治法があるのか。
と考えが人から離れられる。


内在化というのは、
無意識にしてしまう、犯人探しのように感じます。

起きてしまった原因は、
自分のせいだと感じてしまうとか、
あの人のせいだ、〇〇のせいだ、
と、そこにとどまりつづけて、
恨む気持ちにまで発展してしまうのは、恨む気持ちをもつ、本人が1番つらい。ですもんね。

犯人探しの視点を、
一度、人と問題を切り離して考えてみると、
取るべき方法や問題解決の糸口を、
必要以上な、自己犠牲や自分をきずつけてしまう考え、どちらかが正しいというような偏りすぎた思考から、冷静な視点、実態により近づいく視点をもてる。

(この、外在化アプローチは、
心理療法では、ナラティブセラピーと言われるそう。)

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