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シャルル・ペパン「幸せな自信の育て方」(2022年)

著者のシャルル・ルペンは「フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者」という著書もある。
今回の「自信」もそうだが、身近な題材に哲学をからめて語る本が多い印象。
この本を読んですぐに自信満々になれるというものではないが、しごくまっとうなアドバイスが書かれていて、それはそうだろうという印象。哲学をからめつつ、ライトに語られている。自信を身につけるための新しい方法を語るというよりは、哲学の敷居を下げるのが目的なのだと思う。
そういう意味ではとっつきやすくてよいのではないか。

ちなみにこの本はフランスでも出版されているのだろうか。巷で語られているフランス人の印象だと、こういう自己啓発本は読まないような気がするのだが。日本向けに書かれているんじゃないか、とは思った。

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