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読んだ本についてあれこれ語るマガジン

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#資本論

資本論8

資本論8

本編はこれで読了。
正直にいってよくわからなかった。

マルクスが資本論という書物を通じて訴えたかったことは、当時の資本というものがいかにして動いているか、ということをあらゆる角度から考察することだったと思う。資本家たちが、超過利潤を生みだし、私腹を肥やしている。労働者たちの生活や生命が犠牲になっている。資本家たちは労働者を搾取するだけでなく、土地や水の流れなど、本来は自然にあったものも金儲けの道

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資本論3

資本論3

労働者は給料を得るために働くだけでなく、資本家の剰余価値を生み出すためにより多く働かなければならない。
原始的な世界では、労働者は、自分の生活が賄えればよかったので、それほど働く必要はなかった。しかし文明が進んで、労働者は自分のためだけに働けばよいというものではなくなってしまった。

どうやらマルクスが主張しているのは人々が均等に労働することによって労働者階級に自由な時間が生まれるというものらしい

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資本論1

資本論1

マルクスは江戸時代の人なのに書いていることが現代的だ。
流通の歴史の話からはじまり、労働者の時間がいかに搾取されているか、という話になっていく。
今もそうだが、いわゆる労働者は何も考えずにただ働いているという状況だったのかもしれない。そのような社会状況で。自分たちが何をしているのか自覚的に生きて欲しかったのではないだろうか。

こういう古典によって現実を見る目を開かれるのは大切なことだ。