『うた新聞』2019年9月号

①松平盟子「晶子短歌への〈読み〉の深さ」。馬場あき子の歌論集評。歌人その人に対する研究が進めば、読みに対する理解が変わる、当たり前のようでなかなか実感しにくい事実。

「大連の波止場に七日……」呼んでゐたタクシーが来て大叔母帰る 石川美南 祖父の逝去(法事?)に関する一連。大叔母は祖父の妹だろう。日本帰国時に大連で足止めされた子供時代の焦燥。もしかしたらこれは大叔母のいつもの昔語りなのかも知れない。世代をまたぐ戦争の影。

2019.10.13.~14.Twitterより編集再掲