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『短歌往来』2023年2月号

①「オメデトウ 卯年生れの歌人」生乾きの今日のこころにアイロンの余熱がほどの兎抱きたし 松野広美 生乾きのこころ、という把握がよいと思った。それを乾かしてくれる兎。アイロンの余熱のようなほっこりあたたかい身体。大きさもアイロンぐらいか。全て願望なのだが。

②武富純一「評論月評」〈「短歌研究」2022年8月号の特集は「短歌ブーム」。同12月号の年鑑では天野慶、黒瀬珂瀾、笹公人、田村元等が、また「歌壇」12月号では田中綾、川本千栄、本誌9月号で勝又浩、同1月号で内野光子が触れ(…)〉お読み下さり、ありがとうございます。

③武富純一〈キューレーターという職業がある。美術館などで、展示企画全般の他、作品やアーティストの情報を来館者に伝える専門職だ。こうした水先案内人的な役割の人が短歌の世界にも必要とされるのではないか。短歌の歴史、歌人や結社、世代ごとのの歌等の全般を俯瞰的に横断し、偏りの無い幅広い見識でもって、短歌を知らない人々に易しく伝える、いわば「短歌キューレーター」だ。〉
 同感する。私も目指したい…。同様に思う歌人は結構多いのではないか。小高賢がかなり近いイメージだったかも。ただ「偏りの無い」というハードルは誰しもなかなか超えられない。

2023.2.11.Twitterより編集再掲


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