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『うた新聞』2023年2月号

柴田典昭「追悼・篠弘」
〈そこ(『近代短歌論争史 明治大正編』の「自序」)には篠氏の見出した「短歌史を創る方法」が二つ記されている。一つは「短歌史の底辺における無名者の作品史」であり、今一つは「歌論史ともみるべき論争史」である。さらに「論争というものが文学者にとって命をかけるものである」ことも記されている。『近代短歌論争史 昭和編」でも貫かれた姿勢であると言えるだろう。〉
 篠弘の偉大な業績には一本の筋が通っていたことを柴田は指摘している。史観無しに歴史は書けない。当たり前だが、今見直されるべき点だ。

2023.2.18.Twitterより編集再掲

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