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『短歌研究』2020年5月号

①毎年恒例の「新作作品集」。今年から、男女の区別が無くなった。去年・一昨年は「現代代表男性歌人」「現代代表女性歌人」、その前は「現代の~人」「現代代表女性歌人」だった。2011年までは「女性」が「女流」だった。約10年でかなり変わった。さらに今年から、年齢順から五十音順になった。どちらもいい変化と思う。

②「280歌人新作作品集」しかし、280ってちょっと多くないですか!?読み通そうとすると相当な根性が必要。結局、誰もが自分の好きな作者のところだけつまみ読みすることになるんじゃないかな。それって、数はあるけど豊かさに繋がらない気がする。

③テーマ「問いと、答え」についてのエッセイより。川野里子〈母と幼子の会話のように、一生を共にしたいと願う恋人のように、まっとうな人間関係はシンプルな問いと答えの組み合わせをもっている。〉全てがシンプルとは行かないが…そうありたい。お互い信頼があるからそうなんだと思う。

④「問いと、答え」 永田和宏〈問いは必ずしも答えを得ることが最終目標ではなく、問いを問いとしてどれだけ長く自分のなかに抱え込めるか、…〉同意はしつつ、なかなか到達できない。私は、すぐ「正解」が欲しくなっちゃったり、すぐ白黒つけたがったり、するなあ。

⑤「問いと、答え」 花山多佳子〈「どうしてなんだろう」と思う心的状態が人は好きなのかもしれない。それを人に発して「どうして」を共有することでつながる感じも好きなのだろう。〉今回の「問いと、答え」についてのエッセイ中、一番言えてる!と思ったのがこれ。「どうして」と思うのが好きだから。そうかも。

2020.4.27.~5.1.Twitterより編集再掲