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『かりん』2024年7月号

郡司和斗「時評」
 〈僕が「口語短歌」とみなされている歌群の中で、文法的には詠嘆しているわけではないのに、詠嘆のように新しく機能していると解釈できてしまった歌は、(…)句読点を使用している歌である。〉
 古語から現代語に変化していく過程で、例えば助詞や助動詞が減ったら、単に表現が貧弱になる訳じゃなくて、それを補う何かが発達しているはずだ。この論ではそれを句読点に見出している。とても示唆に富んでいる。他の可能性なども考えてみたくなる。

2024.7.18. Twitterより編集再掲

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